結婚や離婚で氏名が変わったときの年金手帳の氏名変更の手続きの手順は?

女性の場合、結婚や離婚などで自分の名字が変わることがありますね。
結婚や離婚などで氏名が変わった場合、年金手帳の氏名変更の手続きをしたいと思っても、手続きの方法や手順がよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、氏名が変わったときの年金手帳の氏名変更の手続きの方法と手順にについてご紹介します。
年金手帳の氏名変更の手続きの手順
年金手帳の氏名変更の手続きは、年金の種類によって異なります。
年金の種類は簡単に説明すると大きく分けて3つあります。
1つ目は、会社に勤めていない人や自営業者の人など国民年金に加入している人です。
2つ目は、会社などの厚生年金に加入している人です。
3つ目は、ご主人の厚生年金の扶養として年金に加入している人です。
それぞれの手続き方法について詳しく説明していきます。
国民年金に加入している人(第1号被保険者)
国民年金に加入している人のことを第1号被保険者といいます。
国民年金に加入している人は、届け出に必要な書類を揃えてお住まいの市区役所、町村役場で手続きを行いましょう。
・戸籍謄本または戸籍抄本
・住民票
・健康保険・厚生年金保険被保険者氏名変更(訂正)届
・年金手帳
氏名変更届は、インターネットから入手することが可能です。
「年金手帳の氏名変更に必要な氏名変更届はどこで入手できるの?」の見出しのURLを参照してください。
会社に勤務していて厚生年金に加入している人(第2号被保険者)
会社の厚生年金に加入している人は、第2号被保険者といいます。
会社の厚生年金に加入している人は、勤務先の会社で手続きを行ってもらいましょう。
必要な書類は以下のとおりですが、従業員の年金などの変更が必要な場合は、必要な書類を会社ですべて用意してくれることもあります。
まずは、会社の総務担当の部署に年金手帳の氏名変更の手続きを行いたいという連絡をすることからはじめてください。
必要な書類が添付されていなかった場合は「年金手帳の氏名変更に必要な書類はどこで入手できるの?」に記載してあるURLから必要な書類をダウンロードして使用してください。
・健康保険・厚生年金保険被保険者氏名変更(訂正)届
・健康保険被保険者証
・年金手帳
年金手帳は、在職中は会社で預かっている場合があります。年金手帳を会社に預けている人は、年金手帳は提出する必要はありません。
ご主人の扶養になっている人(第3号被保険者)
ご主人の扶養で年金に加入している人のことを第3号被保険者といいます。
第3号被保険者になっている人は、ご主人の勤務先の会社で手続きを行ってもらいましょう。
・国民年金第3号被保険者関係届
・健康保険・厚生年金保険被保険者氏名変更(訂正)届
・健康保険・厚生年金保険 被保険者住所変更届
年金手帳の氏名変更に必要な書類はどこで入手できるの?
年金手帳の氏名変更に必要な書類は、日本年金機構のホームページからダウンロードすることができます。
書き方の説明なども記載されているので、参考にしてみてください。
日本年金機構ホームページ
https://www.nenkin.go.jp/index.html
健康保険・厚生年金保険 被保険者住所変更届
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/jigyosho-hiho/hihokensha1/20140930.html
国民年金第3号被保険者関係届
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kenpo-todoke/hihokensha/20141224.html
健康保険・厚生年金保険 被保険者住所変更届
https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/kenpo-todoke/hihokensha/20150513.html
結婚や離婚をしても氏名変更届が必要のない人とは
2018年3月5日以降に氏名を変更していて、マイナンバーと基礎年金番号が結びついている人は「国民年金被保険者氏名変更届」の提出は不要です。
マイナンバーと基礎年金番号が連携されているかわからない場合は、ねんきんネットで確認することができます。
ねんきんネット(https://www.nenkin.go.jp/n_net/)にアクセスして確認してみましょう。
ねんきんネットを利用する場合は、登録が必要です。
誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」に記載されているアクセスキーと年金手帳に記載されている基礎年金番号を手元に用意して登録をしてください。
なお、アクセスキーを紛失した場合は、アクセスキーをお持ちでない方にアクセスするとアクセスキーの再発行の手続きを行うことができます。
アクセスキーは後日郵送で送られてきたら正式に登録してください。
ねんきんネットは、マイナンバーと基礎年金番号の連携状態を確認するだけではなく、将来の年金見込み額などを確認することもできます。
これを機会にねんきんネット登録をして、ご自分の老後の生活設計などに役立ててみてください。
まとめ
すべての国民は、国民年金や厚生年金などいずれかの年金に加入する義務があります。
結婚や離婚などで自分の氏名が変更になったときは、できるだけ速やかに手続きを行うようにしましょう。
手続きの方法や必要な書類は、被保険者の区分によって異なります。
自分が該当する区分を確認して手続きを行うようにしましょう。
今回ご紹介したねんきんネットは、マイナンバーと基礎年金番号の連携状態を確認するだけではなく、将来の年金受取見込み額や支払い忘れがないかなどを確認することができます。
これを機会にねんきんネットに登録をして、有効に活用してみてくださいね。