電気代のちょっとした節約方法 家電編

今回は、家電のちょっとした節約術をお伝えします!
冷蔵庫の電気代節約術
季節ごとに設定温度を調節する
冷蔵庫の温度設定を季節ごとで変えると電気代の節約が期待できます。
経済産業省・資源エレルギー庁によると、冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」にした場合
年間で61.72kWh、約1,360円の節約になります。
設置場所を見直す
冷蔵庫が壁や食器棚などとぴったりくっついた状態では、うまく放電ができずに余計な電気代がかかってしまいます。
壁や棚から間隔をあけて設置すると
年間で45.08kWh、約990円の節約になります。
食品の詰め込みすぎに注意する
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると、冷気が頑張って循環してしまいます。
これもまた、余計な電気代がかかる原因です。
冷蔵庫の容量の半分くらいと、詰め込みすぎた場合の比較では
年間で43.84kWh、約960円の節約になります。
その他、小さなことですが
*扉の開閉回数を減らす
*長時間開けっ放しにしない
などで、節約ができます。
洗濯機の電気代節約術
縦型・ドラム式洗濯機は両方とも、洗濯のみの場合は一回にかかる消費電力が56W〜90Wくらいです。
消費電力を70Wで計算してみると
0.07×27(標準電気料金/kW)=1.89円です。
1回で2円かからないくらいです。
30日間で合計てみると56.7円
1年では680円くらいです。
「なんだそんなものか」と感じるかもしれませんが、これに乾燥機能を使うと一回の洗濯乾燥で50円ほど金額が跳ね上がります。1ヶ月で50円×30回=1,500円ですね。年間では18,000円
にまでなります。
それに、洗濯機は水道代もかさみます。
ドラム式洗濯機は洗濯のみで使用した場合、1ヶ月あたり500円〜600円。縦型の洗濯機は1ヶ月あたり800円〜900円くらいです。
水道代を節約したい場合は、前日のお風呂の残り湯を使うことですね。
最近の洗濯機は浴槽と洗濯機をつなぐホースが装備され、お湯取り機能もついています。
節約のコツ
*乾燥機能はなるべく使わず、外に干す。乾きづらい季節だけ使用するなど工夫する。洗濯乾燥を日頃から使用しなければ追いつかない場合は、夜間の電気代が安くなる時間帯に稼働させる。
*洗濯はなるべくまとめて洗濯。しかし洗濯機の容量以上の詰め込みは無駄な電力を使うので、詰め込みすぎない。
*洗濯物を洗濯機に入れる時は、大きいアイテムは下に、小さいアイテムは上にして回転効率をアップさせ、無駄な電力を使わないようにする。
*普段の汚れであれば「標準」コースより「おいそぎ」や「スピード」コースで十分。運転コースを変えて、洗濯機の稼働時間を減らそう。
テレビの電気代節約術
見ていない時は電源を切る
1日1時間、テレビを見る時間を減らして電源を切った時
液晶テレビの場合:年間で16.79kWh、約370円の節約
プラズマテレビの場合:年間で56.58kWh、約1,240円の節約になります。
テレビの機能に一定時間無操作、一定時間信号無操作で自動的にテレビの電源が切れる機能もあります。
このような省エネモードがあれば活用しましょう。
画面の明るさをこまめに調節する
部屋の明るさでテレビ画面の明るさを調整するだけで
液晶テレビの場合:年間で27.10kWh、約600円の節約
プラズマテレビの場合:年間で151.93kWh、約3,340円の節約になります。
最近のテレビは明るさセンサー機能もあるので、ONにすると自動で明るさを調整してくれます。
テレビの節約は、家庭にテレビが2台以上あれば、2倍の節約になりますよね!
パソコンの電気代節約術
時間半以上使わない時間があればシャットダウンする
パソコンもエアコンのように、電源を入れて起動するときに一番電力を消費をします。
こまめなオンとオフは返って節約になりません。
次に使用する時間が1時間半以上であれば、電源を切りましょう。
1時間半未満の場合は、スリープ状態が節約につながる結果も出ています。
詳しくはこちら
1日1時間、パソコン利用時間を減らして電源を切った時
デスクトップPCの場合:年間で31.57kWh、約690円の節約
ノートPCの場合:年間で5.48kWh、約120円の節約になります。
電源オプションを変更する
一定時間パソコンが無操作の場合に不規則に動く画面描写が表示されるスクリーンセーバー。
よく設定している人もいるのではないでしょうか。実はCPU使用率が上がり、パソコンを操作していないのに電力が上がっている無駄な状態になっています。
電源オプションをモニターの電源OFFからシステムスタンバイに設定変更すると
デスクトップPCの場合:年間で12.57kWh、約280円の節約
ノートPCの場合:年間で1.5kWh、約30円の節約になります。
まとめ
ここまで、家電を節約できる使い方を紹介しましたが家電全般的に、使用していない時はコンセントからプラグを抜きましょう。
電源を切っていても、わずかに待機電力が流れています。
ここでご紹介しなかった、炊飯器や電子レンジ、電気ケトルなど、小さな家電はこまめにコンセントを抜くようにしましょう。
ほんの小さなことでも、意識をすることで節約できますよ。