書き損じのはがきは交換できる?手数料はかかるの?

2019年10月1日より消費税の増税に伴い、郵便料金も引き上げられます。
年賀状やかもめ~る、普通はがきなど書き間違えをしてしまったり、印刷ミスをしてしまった場合、そのまま捨ててしまうのはもったいないですね。
そこで、書き損じのはがきは交換できるのか、手数料はいくらかかるかについてご紹介します。
書き損じのはがきは交換できる
印刷ミスをしてしまったり、書き間違えてしまったりしたはがきは、郵便局で新しいはがきや切手と交換してもらうことができます。
はがきは、大きくわけて年賀状やかもめ~るのようなくじ付きはがきと、普通はがきの2種類にわけることができます。
それぞれの交換方法についてご説明します。
普通はがき
普通はがきを書き損じてしまった場合は、62円(往復はがきの場合は124円)から手数料を引いた金額×交換する枚数の金額相当のはがきや切手と交換してもらうことができます。
ただし、切手と交換する場合は、記念切手、シール式切手、ふるさと切手などの特殊切手と交換することはできません。
※はがきの料金は、2019年9月末日までの金額です。10月以降は63円です。
年賀はがき・かもめ~る
年賀はがき、かもめ~るのようなくじ付きはがきは、さまざまなタイプがあり、通常のものよりも高額なケースがあります。
しかし書き損じを交換する場合は、一律で62円から手数料を引いた金額相当のはがきや切手との交換になります。
購入代金とは異なるケースがあるので、間違えないように注意してください。
過去の年賀はがきを今年の年賀はがきには交換できない
前年以前の、書き損じや使用しなかった年賀はがきは、その年の年賀状に交換できたら手間が省けますね。
しかし過去の年賀状を、その年の年賀はがきと交換してもらうことはできません。
今年の年賀状の書き損じは、販売期間中のみ交換することができます。
年賀状の販売期間は、曜日の関係で毎年変わります。
販売期間を確認してから交換するようにしましょう。
販売期間が終了したあとは、普通はがきや切手と交換になります。
書き損じのはがき交換に必要な手数料
書き損じのはがきの交換に必要な手数料は、普通はがきは5円、往復はがきの場合は10円です。
たとえば20枚の書き損じはがきは、1140円分のはがきや切手と交換できます。
(62円 – 5円) × 20枚 = 1140円
この場合、普通はがきと交換する場合、次のような方法を選ぶことができます。
方法1) 手数料分の100円(5円×20枚)を現金で支払い、62円のはがき20枚と交換する
方法2) 62円のはがき19枚(1178円)を受け取り、不足分の38円を現金で支払う
持ち込んだはがきと同じ枚数のはがきと交換したい場合は手数料分を現金で払い、できるだけ現金を支払いたくない場合は不足分のみ現金で支払うようにしてみてください。
金額の違う切手と交換する場合は、事前に切手の金額、枚数、不足分を計算しておくと、郵便局で慌てずに交換することができるのでおすすめです。
書き損じたエコーはがきを交換する場合
エコーはがきとは、企業広告が入っているはがきのことです。
2019年9月末日までのはがき代金は62円ですが、5円分を広告料として企業が負担しているため、57円で購入することができます。
また書き損じの交換は、62円の普通はがきとして扱われます。
書き損じはがきの個人情報は大丈夫?
宛名や差出人の住所を書いてしまった場合、個人情報が洩れてしまわないか心配になります。
実は私は、何度か宛名を消さずに年賀はがきを交換したことがあります。
しかし特に何もありませんでした。
個人情報保護法という法律で、個人情報を守らなければいけないことになっています。
仮に宛名や住所を印刷したものをそのまま交換したとしても、郵便局から個人情報を漏らされてしまうことはありません。
不安な場合は、交換のお願いをするときに窓口で確認してみてください。
書き損じはがきの交換期限はあるの?
基本的に書き損じはがきを交換する場合、交換期限は設けられていません。
ただし、その年の年賀状の書き損じを新しい年賀状に交換する場合は、年賀状の販売期間を過ぎてしまうと、新しい年賀状と交換することはできません。
書き損じはがきは現金と交換してもらえる?
書き損じはがきは現金と交換することはできません。
手数料を現金で払い、同等の金額のはがきや切手に交換するか、不足分を現金で支払い、はがきや切手と交換する必要があります。
年賀はがきの懸賞が当たっていた場合は商品と交換できる?
年賀はがきやかもめ~るなどくじ付きはがきが当選していた場合、商品を受け取ってから書き損じはがきとして交換することができるのでしょうか。
答えは「できます」。
当選が気になる場合は、抽選日を待って当選番号を確認してみましょう。
当たっているはがきは、商品と交換してもらいます。
そのあとは通常の年賀はがきの書き損じと同じ扱いになるので、手数料の5円を支払うと、通常はがきや切手などと交換してもらうことができます。
喪中で年賀はがきを使用できなくなった場合は?
年賀はがきを購入したあとや、印刷をしてしまったあとに近親者が亡くなり、喪中になってしまった場合は、年賀はがきの販売期間(販売開始日から販売終了日までの間)であれば、「無料」で、普通はがきや切手類と交換してもらうことができます。
ただし、お手軽年賀などの印刷代は、交換するときの金額には含まれませんので注意しましょう。
無料交換方法は、郵便局の窓口に喪中になってしまったことを伝えて、備え付けの用紙に、住所、氏名、亡くなった人との続柄を記入して依頼します。
交換は、簡易郵便局を除くすべての郵便局で依頼することができます。
販売終了日を過ぎてしまうと書き損じのはがき交換と同じ扱いになってしまい、5円の手数料が必要になります。
忘れずに交換するために、年内に交換しておくことをおすすめします。
まとめ
書き損じたはがきや未使用の年賀状を、そのままにしてしまうという人も多いのではないでしょうか。
ですが5円の手数料を支払えば、普通はがきや切手類と交換することができます。
はがきもお金だと思って捨てずに、新しいはがきや切手と交換して有効利用してくださいね。