子育てをやり直したいと感じたときにできることは?

「うちの子は、なんでこんなに落ち着きがないの」「なんでこんなに引っ込み思案になっちゃったの」あぁ~できることなら子育てをやり直したいそんなことを感じたことがあるママって意外と多いんじゃないかな?と思います。

私も子どもがもっと母親と関わりたかったと思っていた時期に十分時間を作ってあげられなかったことが後悔になっていて、できればあの頃に戻ってもう一度子育てをやり直したいと思った経験があります。

でも、過去にいつでも戻ることができるのはドラえもんがいつもそばにいてくれるのび太くんくらいです。
私たちには、残念ながらドラえもんはいないので今できることをするしかないんですね。
そこで、「子育てに失敗した」「子育てをやり直したい」と感じたときにできることについてお話してみたいと思います。

子育てで後悔していること

「子育てに失敗した」「子育てをやり直したい」と思っているということは、子育てに関して何か後悔していることがあるということですよね。
過去の後悔は取り戻せませんが、今からでもできることって実はたくさんあるんです。
そこで、まずは子育てをやり直せるとしたら、どんなことがしたいかということを考えてみることから始めてみましょう。

子育てをやり直せるとしたらどうしたいのか

「神様があなたの前に突然現れて、子育てをやり直したいと思っているならやり直させてあげましょう」と言ってくれたとしたら、あなたは何をやり直したいですか?

「あのときもっとこうすればよかった」、「こうしておけばもっと違う今があったかもしれない」ということが頭の中に浮かんでくると思います。
まずは、自分の後悔と向き合ってみてください。

子どもの生活や性格をみて後悔してしまったときは

子どもの性格がやんちゃすぎたり、逆におとなしすぎたり、要領がよすぎたり、なかなかいうことを聞かなかったりしたときに、「子どもの育て方を間違えたかもしれない」って思うことってありませんか?

私の場合、娘が小学生のとき先生に「〇〇さん(娘のことです)、クラスの友達に正論で物事を言ってしまうことが多いので、相手の子を追い詰めてしまうことがあるんですよね」といわれたことがありました。

先生も、正論がゆえに何もいうことができなくて困っていたそうです。
これは、もうまさしく私の性格を受け継いでしまったな~と思ったので、先生に申し訳ない気持ちになりました。
思いやりがないわけじゃないんですけど、間違ったことやいけないことをやることが嫌いなのでつい相手を論破してしまうんですよね。

暴力をしているわけでもないし、間違ったことをいっているわけでもないので、よけいたちが悪いというか…。

子どもの生活態度や性格を見ると、子どもの育て方を間違えたんじゃないかとかしつけの仕方を間違えたんじゃないかと思ってしまうことってどこの親でも一度や二度は経験があると思います。
でも、子どもは母親のおなかから生まれた瞬間から、別の人格を持った別の人間なんですね。

幼稚園や保育園、学校などで知り合った先生や友達の影響を受けることもありますし、本や音楽といったものから影響を受けることもあります。
親は自分の子どもなので、「こうあったほしい」、「こんな子になってほしい」と願うことがあります。

でも、子どもは親の思いどおりに育てるものではないし、育つものではないと思うのです。誰かを故意に傷つけたり、法に触れるようなことをしたときはもちろん道を正してあげる必要はあります。
ですが、子どもは別の人格を持った一人の人間であるということをまずは親が認めてあげることが大切です。

自分の子どもと他のうちの子を比べていませんか

自分の子どもと他のうちの子を比べてしまうことって、どこの親でもついやってしまいますよね。
「比べていませんか」って聞かれたら、私も「比べていました」って答えます。(笑)子どもに兄弟、姉妹がいる場合は、兄弟、姉妹で比べてしまうこともよくありますね。
でも、これって子どもの立場で考えるとめちゃめちゃ嫌ですよね。

私の姉は、本当に真面目でした。それに引き換え私といえば、落ち着きはないわ、おっちょこちょいで忘れ物の多いわで、姉と比べられて嫌な思いもいっぱいしました。
それなのに、自分が親の立場になったときに子どもには同じことをやってしまうんですよね、つい…。

自分の子どもの成長を知りたくて、基準がほしいのでつい他の誰かと比べてしまうっていうことがあるんですね。
でも、子どもの成長は同じ兄弟、姉妹でもまったく違います。誰かと比べられたら子どもはつらいんです。

これからは、誰かと比べるんじゃなくて、ちょっと前の子どもと比較してみてほしいんです。

今だけを見てると、「もう~」と思ってしまうことがありますが、2年前と比べたら、1年前と比べたらずいぶん成長したと思いませんか?
すごくしっかりして、できることもたくさん増えていますよね?

子育てに失敗したかも?ということが頭をよぎったときは、ちょっと前のお子さんのことを思い出してみてください。
ものすごく成長していることに気が付くと思いますよ。

子どもに手をかけられなかったことを後悔しているとき

私は、娘が2人とも小学校に上がったときに、専業主婦を卒業して仕事に復帰したんですね。
仕事ってそんなに好きなほうじゃなかったはずなのに、仕事に復帰した途端仕事にのめり込んでしまったんです。
小学生になったとはいっても、上の娘は小学3年生で下の娘は1年生でしたのでまだまだ親に甘えたい年頃でした。

学校の運動会や音楽会といった行事は、休みを取って行くようにしていましたが、授業参観はあんまり行けなかったです。
究極は、家庭訪問をパスしたというとんでもない母親でした。

上の娘が高校生になった頃、ある日突然「お母さん、仕事忙しかったからあの頃けっこう寂しい思いをしてたんだよね~」っていったんですね。
小さかった頃は、仕事を頑張っているから我慢しなきゃいけないって子どもながらに思っていたみたいでその当時はいえなかったそうなんです。

そのひとことを聞いた瞬間、母親として後悔の気持ちでいっぱいになりました。
なんで、もっと小さいときに一緒にいてあげられなかったんだろう、我慢していることに気づいてあげられなかったんだろうって考えだしたら、涙が止まらなくなってしまいました。

それから、たまたま家庭環境に変化があったこともあって、子どもが家を出てしまう前に一緒にいる時間を作ろうと思ったので、また専業主婦に戻りました。

仕事を辞めたことを一瞬後悔したこともありました。
でも、仕事を辞める決断をしていなかったらたぶん一生後悔したと思います。
今は、たとえ少しの間でもちゃんと家にいる時間を作っていっぱい話をしたあとに、長女が一人暮らしをすることになったので本当によかったなと思っています。

手をかけてあげられなかったと気づいた今、子どもとの時間を大切にするようにしてみてください。

今からでもやれることを見つけてみましょう

私の体験をお話してみましたが、娘が寂しい思いをしていたのは小学生のときです。
でも、私がそれに対して対応したのは、娘が大学生になってからです。普通に考えてみればいまさら意味ないよと思う人もいるかもしれませんね。

娘の本音は私にはわかりませんが、家にいる間に一緒に買い物に行ったり、話をしたり、料理を教えたりする時間をたくさん増やせてよかったです。
その結果だと私は思っているのですが、何か不安なことがあるとすぐにLINEや電話で連絡をしてきます。
我慢をさせたままだったら、もしかしたら親子の関係が薄くなっていたのかな?と思います。
困ったときにすぐに話を聞いてもらいたいと思える関係を保てているのは、ほんの少しの期間だったとしても親と一緒にいる時間を取ったからかな?と私は信じています。

仕事などの理由で子どもと一緒にいてあげられる時間を取れなくて後悔しているママには、今からできることを見つけてほしいと思います。
親が子どもに愛情を注ぐことに遅いということはありませんよ。

子どものいいところを10個書き出してみましょう

子どもにいい子に育ってほしいと思うと、つい気になることに目がいってしまうことってありますよね。
そんなときは、子どものいいところを10個書き出してみてください。
「やさしい」「我慢強い」「負けず嫌いで何事にも一生懸命」「あきらめない」「ご飯がたくさん食べられる」「ママのことを大切にしてくれる」などいっぱい思いつくことがあると思います。

頭に思い浮かべるだけでもいいんですけど、ノートでも携帯のメモでもいいので文字で残しておくことがおすすめです。
イライラしたり、「あ~あ」と思ってしまったときに、「でもこんなにいいところがたくさんあるんだよね」ということに気づかせてくれます。

もちろん、10個なんでいわずにいいところを書けるだけ書いてみてもいいですよ。

だめなところに意識を向けることをやめましょう

子どもの気になることを見つけてしまったときに、意識を変えるためにはいいところに目を向けることです。
そのために子どものいいことを書きだしておくと、すぐにスイッチを入れ替えることができるんですね。

いいことリストは、子どものいいところに目を向けるためのスイッチなんです。
幼稚園や保育園、学校にいっている時間は、すべての行動を親が把握しているわけではありません。
母親が知らないだけで、実はすごく優しい行動をしていたり、一生懸命頑張っていたり、諦めずに何度も挑戦したりしているかもしれません。

「もう、なんでママもいうことができないの!」などといった言葉は、子どもの気持ちを暗くしてしまうんですね。
「ママはいつでもそばにいてくれて、自分はすごく愛されている」という信頼は、子どもが成長にする過程でとても大切なんです。
そのためには、「いい言葉を伝える」、「子どもを肯定してあげる」ことが必要です。

子どもに何かを伝えるときは、否定的な言葉を肯定的な言葉に変換して伝えるようにしてみてください。
たとえば、「なんでいつもおもちゃを片付けないの」という言葉をいいたくなったとします。
そういうときは、「おもちゃの片付けができるようになったらママはうれしいなぁ」とか「大好きなおもちゃだから、きちんと片付けておいてあげようね」といった感じです。

おとなでもそうですが、嫌な言葉をいわれて楽しい気持ちになる人はいませんね。
言葉を伝えるときは、「肯定できる言葉に替える」ということをちょっとだけ意識してみてください。

続けていると、ママの意識もお子さんも変わってくると思いますよ。

いい言葉の別の使い方

これはちょっと余談です。

子どもが学校にあがったときに、教材の勧誘の電話がしつこかったときがあったんですね。
そのとき私が断るために使っていた言葉をご紹介します。

「うちの子どもはものすごく優秀で先生にいつも褒められているんです。ですので、教材は必要ないです」

これをいわれると相手は返す言葉がないので、すぐに電話を切ることができました。
忙しい時間帯にセールスの電話を切るという手段としてももちろん使えるのですが、これって子どもも聞いていることがあるんですね。
セールスの電話を利用して、子どもも褒められるのでこれはなかなかいいアイデアだったと我ながら思いました。
電話を切ったあと子どもがニヤニヤしていましたね。

このように間接的に子どもを褒める方法もおすすめです。

いいところをさらに伸ばす子育てをしましょう

悪いところを直す子育てではなく、いいところを伸ばす子育てはおすすめです。
「お勉強が苦手だったとしても、運動が得意だったらもっと技術が向上するように応援する」「自分が前に出て率先して動くことが苦手だったとしても、サポート上手だったらそのことをすごく褒める」「落ち着きがなかったとしても、元気なことを褒めてあげる」といった感じです。

いい面と悪い面は、よく見ると背中合わせだったりすることがあります。
苦手な部分だったり、うまくできないことに目がいってしまうので、直してあげたいと思うのは親としてあたりまえの感情ですね。
でも、苦手だと思っていた部分も、よくみるとご紹介のように実はよい面の1つのこともあります。

見方を変えると、「親がだめだと思い込んでいただけ」という可能性があるということです。

最初にお話ししましたが、私は子どもが小学校にあがるのと同時に仕事を始めました。

仕事に集中するあまりよくも悪くも子どもに意識を集中することがなくなったんですね。
結果、子どもの悪いところにも集中することがなくなって、周りのお母さん方から「〇〇ちゃんがこんなことをしてくれて助かったの」とか、「〇〇ちゃん、このときすごく活躍してたよ」と子どもいい面を他の人から聞くことが増えました。

「親は何にもしてあげられてないけど、ちゃんと頑張ってるんだ」と思えてすごく安心しましたし、「親が思っていた以上にいい子に育ってたんだな」と思いました。

子どものどんなところを伸ばしてあげたらいいかわからないというママは、周りのお友達やママ友に自分の子どものことについて聞いてみることをおすすめします。
親の知らなかった子どものいい面をたくさん見つけることができると思いますよ。

子どもの個性を認めてあげましょう

子どもたちが成人して思うのは、子どもの性格や行動は「いい」とか「悪い」とかで判断するものではないということです。
言葉としては「性格がいい」とか「悪い」とかいうことがありますね。でも、「いい」「悪い」は、母親の中にある基準で子どもを見ているだけだということです。

つまり、親の基準を変えてしまえばそれは「いい」「悪い」ではなくて、すべて子どもの「個性」ということです。
もちろん、人に迷惑をかけるような行動をしているときも、「個性」なので叱らないということではありません。

でも、子育てに失敗してやり直したいと思うときは、必ず何か後悔があるということです。
子どもが親の理想とするとおりに育っていないと言い換えることもできます。

親の理想を子どもに求めることは止めて、子どもの個性を認めてあげましょう。

人と違うのはいけないこと?

日本という国民性の1つなのかなと思うのですが、「人と違うといけないこと」とか、「同じことができないのはいけないこと」というところがあるように感じます。
不安に感じるという人もいますね。

金子みすゞさんの詩に「わたしと小鳥とすずと」というものがあります。

有名なので知っている人も多いとかもしれませんね。この詩を読んだときに、人と違うのはだめじゃなくて、ちがっていいんだと思えるようになりました。
誰かが苦手なことは、誰かの得意なことということがたくさんあります。お互いに足りないところがあるから、補い合うことができるんですね。

もちろん、親だって完璧じゃないです。人と違うのはいけないことではありません。
むしろ、誰かとまったく同じという人は存在しないです。そう考えると、少し気持ちが楽になれませんか。

お母さんがだめなくらいがちょうどいい

私は、めちゃくちゃ方向音痴です。そして、うっかり屋ですぐ大事なことも忘れます。
子どもを迎えに行って、子どもを忘れて家に帰ってきたことも1回ではありません。

こんなだめな親に育てられると子どもがしっかりするんですよ。
お母さんに任せていたら危険だって思うんでしょうね。(笑)

子育てに失敗した、やり直したいと感じているお母さんは、きっとしっかり者でお母さんとして完璧に過ごしている人だと思うんです。
いい子に育てたい、しっかりしたおとなになってほしいと思う人は、お母さんがだめなくらいがちょうどいいです。反面教師で子どもがしっかりしますよ。

お母さんもたまには、ちょっと力を抜いてだめっぷりを発揮してみませんか。

大切に思っていることをしっかり伝えましょう

子育てに後悔しているお母さんに伝えたいことは、子どもに「大切に思っているよ」ということを言葉で伝えてあげてほしいということです。
子どもは、親の愛情に満たされていればしっかり育ちます。心に「安心」という大切な宝物を持ち続けることができるからです。

子どもが大きくなると照れ臭くなっていえなくなってきてしまいます。
お子さんが小さいというお母さんは、いまのうちにたくさん「愛してるよ」「大好きだよ」「大切に思ってるよ」ということを言葉で伝えてあげてくださいね。

まとめ

「子育てに失敗した」「やり直したい」と思っているお母さんに、今からできることについてご紹介してきました。

子育てが「うまくいったのか」とか「いかなかったのか」は、何で判断ができるかというと親子の信頼関係があるかということだと思うんですね。
つまり、親は子どもを、子どもは親を信頼して話しをすることができるかということです。

今回ご紹介したことの中で実践できることをやっていくと、必ず子どもが少しずつ変わっていくと思いますし、お母さん自身の気持ちが変わるはずです。
気持ちが変われば会話をする時間も増やすことができます。
子どもと会話をする時間が増えれば、子育てに失敗したとかやり直したいという後悔する気持ちも消えてきます。

そして、親子が固い信頼関係で結ばれるようになると、今よりもっといい家族になれると思います。

 

 

 

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