赤ちゃんの夜泣きで私も泣きたい…経験者が教えます!夜泣き対策法

赤ちゃんの夜泣きに悩んで、自分が寝不足…

可愛い赤ちゃんのお世話は行動や寝顔、見ていて飽きないし楽しいです。
だから頑張ろうと思っていても、夜泣きが続くとだんだん辛くなってきますね。

私紅葉ママも、最近まで2人目の子供の夜泣きに悩まされていました。
そしてようやく終わったかと思ったのですが…
夏になってしくしく泣く時もあって、本当つい最近まで格闘していたんですよ・・・

一人目の時は、里帰り出産の後に、実家で育児をしていました。
夜、赤ちゃんが安眠できる音楽をスマホで流したら、父に
「そんなので流すから落ち着きのない子になるんだ!子守唄を歌ってやれ!」
なんて、昔の寝かしつけを押し付けらりたり…

【画像】本当にタイヘンでした。

赤ちゃんは話すことが出来ない分、泣いてコミュニケーションを取ろうとします。

それはわかっていても、自分も眠いし…
ついつい子供に怒っちゃうし…
ふと我に返って、子供をあやしながら、自己嫌悪する日々でした。

そしてスマホで、

『◯ヶ月 赤ちゃん 夜泣き 解決』

なんて何回調べたことか…

今赤ちゃんのお世話をしているママさんは、どんな夜泣き対策をしていますか?

赤ちゃんの性格や特性は、みんなそれぞれ違うのです。
だから対策も、子供によってみんな違うようですね。

そこで今回は、我が家のケースも含めて、赤ちゃんの夜泣き対策についてご紹介していきたいと思います。

  • これからママになろうとしているママさん
  • すでに夜泣きに悩まされているママさん

ぜひこの記事を参考にして、ください。
そしてお互い、子育て頑張りましょうね!

この記事の目次[見る!]

※目次の詳細を[表示]※

赤ちゃんの夜泣き対策の前に知って欲しい。睡眠の大事さについて

上でも述べましたが、赤ちゃんは泣くのが仕事です。
でも「夜泣き」って聞くけど「昼泣き」って聞きませんよね?

赤ちゃんが夜に何度も起きて泣くことは、当然のものと思いますよね。
そして夜中になんども起こされ苦労するんですよね・・・早く寝てくれって焦ったり。

そんなことを考えながらネットで調べていると、気になる本が紹介されていました。

【画像】子どもの夜ふかし脳への脅威 著者:三池 輝久

小児科の三池 輝久先生が書いた、『子どもの夜ふかし脳への脅威』という本です。

脳への脅威!

何それ?怖そう。

そう思った私は、Amazonで購入していました。
kindle版です。
買ってすぐに読めるからラクなんで、ついつい衝動買いしてしまうんですよね。

そして早速読んでみると、最初の方で興味深い内容が書いてありました。

日本の赤ちゃんは世界で一番寝ていない

三池先生の本によると、日本の赤ちゃんは正解で一番睡眠時間が短いんだそうです。

その本の中で、平成22(2010)年にイスラエルの睡眠研究で著名な人物らがSleepMedicine誌という雑誌で発表したデータが紹介されていました。
それは、3歳までの乳幼児を対象に、1日の総睡眠時間を17の地域で調査したものでした。

【画像】3歳以下の子どもの睡眠時間グラフ

海外と比べてみると、日本の乳幼児の睡眠が短いことが明らかですね。
日本の乳幼児の総睡眠時間合計が約11時間40分に対し、最長時間のニュージーランドでは約13時間20分。

なんとその差は1時間40分です。
1時間40分って、乳幼児目線になれば結構長いですよね。

では、最長のニュージーランドと同じ睡眠時間にするべきでしょうか?

赤ちゃんは何時間寝ればいいのかについては、三池先生の本では触れられていませんでした。
ですが短眠が続くと、脳の発達に影響を与え、将来的にさまざまな問題を引き起こすそうです。

日本の赤ちゃんが短眠なのは遅寝が原因

では睡眠時間を増やすにはどうしたらいいか?

私は
「朝は遅く起こしたり、昼寝をたくさんさせておけばいいのかな?」
など、すっごく単純な考えをしていたのですが…

先生によると、日本の乳幼児がこんなに短眠なのは、「遅寝」が原因なんだそうです。

本では、オムツメーカーで有名なP&Gパンパースが、2004年に行った調査結果も取り上げられていました。
その結果から、夜10時以降に寝る子どもの割合を図にしてみると…

【画像】夜10時以降に寝る3歳以下の子どもの割合

ヨーロッパの地域と比較して、22時以降に眠る日本の乳幼児の割合が、約2倍ですね。

原因の一つは、共働き家庭が増えていて、寝かせる時間も親主体になってしまうからなんだそうです。

我が家も思い当たるところがありますね…
面白いテレビ、ゲームやスマホ…

夜に光を浴びると大人だって脳が活性化してしまいます。
それが原因かかわかりませんが、我が家の子は夜も元気で、「眠い」って言わないのですよ・・・。

これからは気をつけて20時前には寝かそうと心改めても、遅寝短眠が習慣化してなかなか難しそうです。

時間になったら布団に入るという習慣と就寝環境を、親が作ってあげないといけませんね。

三池先生の本は、睡眠不足が子供に与える影響について、他にも書いてありました。

読んでいて、
「え。まじで?」
と何度思った事か…

衝動買いした私ですが、
「子育て中のママは一度読んでおくといいかも?」
と読んだ後に、思いました。

ぜひチェックしてみてくださいね。

「夜泣き」という言葉は海外にない?!

ここまで本の話をしていきましたが、実は「夜泣き」から少しズレてしまってます。
海外の赤ちゃんの睡眠と比較したところで、夜泣きは治りませんよね。

でも実際のところ海外でも、『たくさん眠る赤ちゃんは夜泣きをしない』、というわけではないんです。

【画像】海外の赤ちゃんも夜泣きします

ですが海外のパパ・ママは
「赤ちゃんはいつでも泣いて当然」
と思っていて、
「たまたま夜に泣いているだけ」
という思考があるんです。

だから「昼泣き」なんて言葉が無いように、「夜泣き」という言葉すら存在しない国がたくさんあるのです。

日本人も赤ちゃんは泣いて当然と思っているけど、それと同時に夜は寝てくれるものという考えがあります。
そのため「夜泣き」という言葉で括っているのかもしれませんね。

私は、
「海外の人はなんて大らかな考えなんだ!」
と一人で思ってしまいました。

乳幼児の適正な睡眠時間

日本の子どもは、睡眠時間が短いという話をしましたが、ではどれくらい寝ればいいのかという答えがでていませんでした。

そこでもっと詳しく調べてみると…
全米睡眠財団という団体が、年齢別の適正な睡眠時間を発表していました。

年齢別の必要睡眠時間
年齢嗣明時間
0~3カ月(新生児)14~17時間
4~11カ月(乳児)12~15時間
3~5歳(小学校前)10~13時間
6~13歳(小学校)9~11時間
14~17歳(中学・高校)8~10時間
18~64歳(成人)7~9時間
65歳~(高齢者)7~8時間

月齢や年齢で適正な睡眠時間があるんですね。

あなたのお子さん、こんなに眠っていますか?
うちの子は確実に寝ていません・・・。
2歳と5歳のなのに、二人とも6歳~13歳の睡眠時間に該当するくらいしか寝ていません。

赤ちゃんの睡眠不足の悪影響

遅寝で睡眠がたりないということが、「夜泣き」に繋がる原因の一つなんだそうなんです。
遅寝→睡眠がたりない→短眠→夜泣き→睡眠がたりない→短眠→夜泣き・・・の悪循環ですね。

【画像】遅寝→睡眠がたりない→短眠→夜泣き→睡眠がたりない→短眠→夜泣きの悪循環

その他に赤ちゃんは、睡眠がたりないと以下のような悪い影響が考えられるそうですよ。

睡眠不足の悪影響

  • 寝つきが悪い(うまく入眠が出来ずにグズグズ言う)
  • 夜中に数回起きて眠るまでに時間がかかる
  • 起きぐずり(すっきり起きられずに朝からグズグズ言っている状態)がある
  • 日中の機嫌がよく無い時間が結構ある
  • 昼寝をほとんどしない

つまり、このような状態の子どもは、睡眠不足かもしれないということですね。

我が家は上の子も下の子も、何個か当てはまっておりました。

特に上の子は、幼稚園ではいい子にしているみたいですが、家ではとんでもなく発狂したり、言うことを聞かなかったりします。
まさか睡眠不足が原因だったとは(泣)

やはり一番の近道は、早寝早起きの規則正しい生活リズムなのかなと感じました。

睡眠不足が続くと考えられる悪影響

子供の心身の成長と睡眠は切っても切り離せないのです。
それは夜22時から深夜の2時頃までが、脳の成長ホルモンが一番分泌されている時間だからなんです。

だからと言って22時にお布団に入ればいいというわけではなくて、この時間帯に一番深い眠りにつくことが大切なんです。

また睡眠はただ単に体の疲れを取るために眠るというわけではなく、精神的な成長を助けるという意味で大事なんです。

そんな大事な睡眠ができていないと将来的に、次のような影響があるかもしれません。

睡眠不足の将来的な悪影響

  • イライラが多く、キレやすい子供になる
  • 疲れやすく、集中力が低下する
  • 癇癪(かんしゃく)持ちになる
  • 多動など、情緒不安定になる
  • 学力の低下
  • 肥満や生活習慣病の可能性

私は、並べているだけでも少し怖くなってきました。
これらを細かくしていくともっとあるかもしれません。
例えば、「疲れやすく、集中力が低下する」だと、体育の授業や遊んでいる時などに怪我をしやすくなったり・・・。

子供の睡眠は将来の人格形成にまで影響を及ぼすとも言えますね。
決して甘く考えてはいけないことがわかりました。

これらを頭に入れていただいた上で、次から本題の夜泣き対策をご紹介していきたいと思います。

どうやって対策してる?夜泣き対策とこれから実践してみて欲しい対策

【画像】どうやって対策してる?夜泣き対策とこれから実践してみて欲しい対策

夜泣きをし始める時期や夜泣きが続く期間は、赤ちゃんによってそれぞれです。

世の中のママさんは、赤ちゃんが夜泣きした場合、どんな方法で夜泣き対策しているのでしょうか?      
ここで一般的な夜泣き対策と、私がやってみた夜泣き対策をご紹介したいと思います。

よく実践する一般的な寝かしつけ方

ネットなどで調べると、月齢別に夜泣き対策が挙げられています。
ですが家庭での育て方や赤ちゃんの個性などで、同じ月齢でも赤ちゃんの状況が大きく変わってくるものです。

そのため、

『○か月だから、こうした方がいい』

と言い切れないと思うのです。

そんな理由から、月齢別での紹介は控えたいと思います。

ではどうしたらいいかというと…

「いろいろやってみて!」

というしかないですね…

実際に、いろいろ試してくださいね。

母乳やミルクで空腹を満たす

赤ちゃんは胃袋が小さいので、すぐに満腹になります。
そして、すぐに空腹になります。

どちらかというと、ミルクの方が甘いので、母乳より満腹感があるそうですよ。

でも私の経験では、母乳でも問題ないようです。
私は一人目は、5か月頃から、二人目は生まれてから完全母乳でした。
夜泣きをしてから母乳でも、10分前後で眠ってくれましたよ。

ただ夜は起きる間隔が3~4時間と短かった気がします。

添え乳をする

私も助けられた方法です。
自分も赤ちゃんも横になりながら母乳を与える方法です。
泣いたらお乳を与えると、自然に口も塞がりますし、寝ながら与えられるので自分も楽です。

しかし、違うことで泣いている可能性もあるので、
「泣いたら与えればいいよね」
と思わない方がいいようです。

抱っこしてトントンやユラユラしてあげる

赤ちゃんは温かい腕の中で抱っこされて、トントンされたりユラユラされると落ち着きます。

【画像】ゆらゆらしてあげると赤ちゃんは落ち着く

ママの心臓の音を聞かせるように、赤ちゃんの耳を心臓のそばに当てて抱っこするといいですよ。

私は、背中トントンとスクワットを兼ねて上下に揺れていました。
「健康にもいいかも?」
なんて、思ってると意外と楽しくなってきましたよ(笑)

産後直後は辛いので、2か月くらいからにして下さいね。

スーパーの袋のクシュクシュ音を聞かせる

スーパーの袋のクシュクシュ音は、お腹の中にいた時と近い音なんだそうです。
そのため、落ち着く子もいるようです。
我が家は3~4か月くらいまで効果がありました。

ドライヤーの音やテレビの砂嵐も効果的な場合もあります。
Youtubeにもあるので、探してみてくださいね。
Youtubeテレビの砂嵐の音

体を温かくしてあげる

人間は体温が下がると眠たくなるのですが、赤ちゃんの眠たいサインは手足が温かくなる時ですよね。

「眠たいよー!」のサインが脳に送られ、「体温を下げなさい」という脳からの命令で急激に血液が流れるから、手足が温まるんですね。
そして徐々に体温を下げていきます。

なので温めることは眠気を誘います。
掛け布団をかけてさすってあげたり、抱っこで温めるのもいいですね。

夜の寝かしつけの時は、就寝させたい1時間前にお風呂に入ると、1時間かけて体温が下がっていくので、いいそうですよ。

オムツ替えをする

お尻が濡れて不快になって泣いていることもありますね。
紙オムツは吸収性能も消臭性も良いので、私はついつい忘れがちになります。

室温や湿度、体温が適温か確認する

寝ている部屋が、その子にとって暑すぎたり寒すぎたりするのも、起きてしまう原因になります。

動けない時は特に、寒いかなと思ってたくさん着せて、たくさん布団を重ねてあげたくなりますが、暑すぎてしまう場合もあります。
室温だけ気にしても布団の中がムシムシして夜泣きする事もあります。

乳幼児は体温調節がうまく出来ません。

布団の中に手を入れて「少し寒そう?」と感じるくらいが、体温の高い赤ちゃんには心地よく眠れている温度なんだそうです。

子守唄を歌う、または流す(睡眠を誘う音楽やBGMを流す)

昔ながらの子守唄ですね。
立ってトントンユラユラを組み合わせると、さらに効果があると思います。

赤ちゃんと横になって歌うのもいいですが…
寝ながら歌うと自分が眠くなってしまいますね(笑)

私が歌ってあげた子守唄は、「ゆりかごの歌」、「シューベルトの子守唄」、「ねんねんころりよ」でした。

最近は動画サイトに赤ちゃんが眠れるBGMや音楽がいっぱいあるので、そういう方法でも寝かしつける方法もあります。
我が家は生まれた頃から1歳頃まで眠る音楽を流していました。
朝までエンドレスで流すと、赤ちゃんが夜中に起きても、また自然に眠ってくれる時がありましたよ。

大人があくびを何度もして眠たそうな雰囲気を出す

あくびするふりをして、子供もつられてあくびが出て、眠たくなる子もいるようです。

「おやすみロジャー」という絵本知っていますか?

あくびをするという指示の書き込みがある部分で、あくびをするという絵本です。

読み聞かせしてあげると、読み終わる前に眠ってしまうらしいのです。
リラックスしやすい文章になっていたり、心理的な効果の元に作成されているそうです。

我が家も一度、図書館で借りてきて読んだら数分で寝ました!必見です!
買おうかな(笑)

【画像】おやすみロジャー
お休みロジャーをAmazonで見てみる

一度目覚めさせる

どうしても泣き止まない時は、一度スッキリ起こしてしまうのです。
それで泣かなければ近所迷惑も避けられますし、旦那さんを起こしてしまう事も無いと思います。

ただ寝かせることを前提として、部屋は暗くしたままがいいです。
明るいと夜でも遊んでいいと思ってしまいます。

絵本を読んであげるくらいの静かな事をして下さいね。

思い切り遊ぶのはNGです。
脳が刺激されて眠れなくなりますよ。

他にもある対策は・・・

おしゃぶりを与える、絵本を読んであげる、外へ散歩するなどがあります。

何をしても泣き止まない場合は、どこか痛がっていたり熱があったりを疑った方がいいかもしれませんね。

また、普段は夜泣きをしないのに急に泣き出した…
そんな場合も、上記のようなことが考えられるので様子を見てあげてくださいね。

【実体験!】一番効果を感じたフランス式寝かしつけトレーニング法

一人目の時も二人目の時も、ほとんど添え乳で寝かしつけてた私。
しかし二人目の時に、

「それが癖になって、おっぱいなしで眠れなくなるから良くないよ」

と友人が教えてくれました。
そして、その友人が教えてくれたのが
【画像】↓↓↓
【画像】『フランス式寝かしつけトレーニング』

『フランス式寝かしつけトレーニング』

でした。

それは夜泣きをした時の対策というよりは、入眠からトレーニングする方法です。
そして結果的に、夜泣きにも効果が出てくるんです。

簡単にいうと、添い寝も抱っこもせずに「一人で眠ってみようね〜おやすみ」と声かけをして部屋から立ち去る方法です。

ちなみに我が子がこの方法を試す前は、次のような状況でした。

我が家で試す前
3~4時間おきくらいに夜泣き
→添え乳で10~15分後、ようやく寝る

それが、『フランス式寝かしつけトレーニング』を試してみたら…
【画像】↓↓↓

我が家で試した後
4~6時間おきくらいに夜泣き
→抱っこせずにトントンで10分未満で寝た!

一週間程度で、かなりの効果がでました!

フランス式寝かしつけトレーニングのやり方

では簡単に手順を書きますね。

フランス式寝かしつけトレーニングのやり方

(1)部屋を暗くし、寝室の布団、またはベッドに赤ちゃんを寝かす

(2)「一人でねんねだよ〜眠れるかなぁ?おやすみなさい」と言って1分くらいで寝室を出る

(3)泣いても心を鬼にして、1分我慢する

(4)また寝室へ行き、「大丈夫だよ~一人でもねんねできる子だよ~」と声かけをしてまた寝室を出る

(5)今度は2~3分我慢してみる(親の私が泣きそうになりますが我慢です)

(6)この手順(2)(5)繰り返します。ただし、手順(5)の部分は5分、7分…と伸ばして行きます。

備考:
*途中で夜中に泣いた場合は、抱っこせずにトントンしてあげたり、さするだけ。
*私のオススメは機嫌が悪くてギャン泣きをしている時ではなく、「眠たそうにしている時」です。
*ハイハイやつたい歩きなど、動けない時期からにした方が安全かもしれません。

これをできるようになると夜中に起きても一人でまた眠れるようになる「らしい」のです。

我が家でやってみた結果を詳しく書くと…

■1日目~4日目

手順(1)から(5)までやっていきました。

お乳を飲む体制を取っていましたが、我慢してトントンだけ。
起きてからまた寝付くまでにギャン泣きして30分未満ほどで寝る・・・。
起きる間隔は3時間〜4時間おきと、変わらず。

■5日目~7日目

起きる間隔は変わらなかったのですが、トントンして20分くらいで寝るようになりました。

■8日目~

10分未満で眠れるようになりました!
起きる間隔が4時間から6時間になって、しくしく泣いても、そのまま一人で寝るときもありました。

一応目に見えて効果があった、フランス式の寝かしつけ。
朝も自然と早起き、昼寝をしてリズムが整ってくるではありませんか!

すごーい!と実感です。

フランス人は赤ちゃんが泣いて起きても抱っこしない?

フランス人は赤ちゃんが泣いて起きた時に、すぐに抱っこをしないのには別の理由があるんだそうです。
それは、泣き方で様子を見るためなんだそうですよ。

今はなんで泣いているんだろうって。

  • お腹が空いているから?
  • オムツが汚れているから?
  • 浅い眠りの部分で起きてしまって眠いから?

『フランス式寝かしつけトレーニング』では、泣き方を見てあげることも大切なんですね。

本当にお腹が空いているなら、お乳やミルクを与えてもいいんです。
月齢が浅くて、3時間おきにミルクを飲む子だっていますし。

オムツ替えもしてあげていいんです。
朝まで取り替えなかったとしたら、かぶれてしまいますし。

私たち日本人の感覚からすると、泣いたらすぐ抱っこして、泣き止まして寝かしつけようとしますよね。
でもまた泣いてしまって…
何で泣いているのかがわからないと、対処のしようもないんですよね。

「抱っこしてあげないなんて!冷たいフランス人」

と思っていましたが、愛情が足りないというわけではないのですね。

ただ次のことには、注意してもらいたです。

注意してもらいたいこと

『フランス式寝かしつけトレーニング』は、
どんな赤ちゃんでも効果がある、とは言えない

『フランス式寝かしつけトレーニング』を教えてくれた友人は、
「この方法で成功したと思ったけど、またある時から夜泣きが始まったから振り出しからになった」
と言っていました。

夜泣きの終わる頃まで、いろいろやってみるのが大事なのかもしれませんね。

そもそも赤ちゃんの夜泣きの原因は?

赤ちゃんが夜泣きをする原因は、諸説あって明らかになっていないんですね。
最初の章でもご紹介した、短眠、遅寝、そして睡眠不足も原因の一つでしかないようです。

あまりはっきりとされていないのですが、少しでも参考になるよう、他にも考えられる原因をご紹介します。
少しわかると夜泣きってこんなものか、仕方ないかなと思えるかもしれません。

夜泣きをする子の日中の過ごし方に問題がある

私のように日中の過ごし方が悪いと、夜泣きするケースもります。

例えば、

日中家にいることが多くて、「家の中で遊んでる」と思っていると…
子供は飽きてしまって刺激が足らず、体力も使わずにストレスになっている場合があります。

朝はなるべく早く起こして、外に出て、昼寝をしてもらうサイクルを整えましょう。
昼寝も長くなると夜眠れなくなるので、子どもの月齢に合わせてあげるといいですね。

歩けない時期の赤ちゃんでも、抱っこやベビーカーで日中に散歩するだけで、日光浴して体力を使ってくれます。

体が動かせるようになったら、公園で1時間くらい遊んだり、一緒に買い物に行くのもいいですね。

なるべく体を動かして、昼夜のメリハリをつけてあげることが、リズムを整えることに繋がります。
その結果、夜中起きることが少なくなるのではないでしょうか。

夜泣きは睡眠の発展途中にあるから

産まれたばかりの赤ちゃんは、寝ることの意味が、大人とだいぶ違うようです。

■誕生~4ヶ月頃

真っ暗なお母さんのお腹の中から、外の世界へ誕生した赤ちゃんは、昼と夜の区別が付いていないのです。
特に0ヶ月から2ヶ月頃は体内時計の機能もうまく働きません。

なので、短いサイクルで起きたり寝たりを繰り返す場合が多いんですね。

まさに『夜泣き』ではなく、『普通に泣いているだけ』と思いましょう。

3ヶ月くらいまでは、泣き声も小さくて可愛いものです。
我が家だけかもしれませんが…

■5ヶ月頃~1歳頃

この頃からは体の肉付きが良くなってきて、寝返り、ハイハイ、つかまり立ちと色々とできるようになります。
そのため急激な発達が見られる時期でもありますよね。

そして赤ちゃんの頭の中では、起きていた時に受けた刺激を、寝ている間に処理をしているんです。
その刺激を夢で見て、泣いてしまうことがあるそうなんです。

また同時に体内時計もうまく機能してくるので、睡眠時間がある程度まとまる傾向もあるそうです。

レム睡眠とノンレム睡眠の関係

ほっぺをつんつん
体をユラユラ

赤ちゃんが深い眠りについているとわかる時ってありますよね。
でもそれは、子供や大人より、はるかに浅い眠りなのです。

つまり、いつでも起きてしまう状況にあるということですね。

子供や大人のように、浅い眠りと深い眠りを繰り返すのは同じえす。
ですが、浅い眠りから深い眠りに変わる時に切り替えが上手にできなくて、起きてしまうそうなのです。

大人でも深い眠りについていて起こされたらイライラしますよね。

赤ちゃんも起きてしまったイライラが伝えられなくて、泣いているのです。

いろいろご紹介しましたが・・・

原因が解明されていて、どの赤ちゃんにも通用する対策があれば苦労もしないですよね。
あまり悩みすぎず、その子に合う対策を試行錯誤することも子育てのうちかもしれませんね。

やってはいけない夜泣き対策

良かれと思ってやっていた夜泣き対策でも、やってはいけない方法がいくつかあります。

赤ちゃんには、体内時計の機能がうまく働くように「夜は暗いもので暗くなったら寝る」ということを覚えさせないといけません。
体内時計がうまく機能しないと、夜泣きが直らず成長したり、余計に夜泣きを悪化してしまうかもしれません。

次のような夜泣き対策は避けるべきです。

部屋を明るくする

これは一般的な対策に書いた、一度目覚めさせる所にもつながります。

灯りをつけて遊ぶと脳が活性化してしまいます。
部屋が明るいとホルモンの分泌が妨げられます。

睡眠にとっても、子供の成長にとっても、よいことではないんですね。

テレビやスマホを見せるのもやめましょうね。

ドライブをする

ネットなどで夜泣き対策を調べると、時々車でドライブが効果的と書いてある事があります。
ですが、あまりおススメできません。

夜とはいえ、車はライトを点けていますし、街中はかなり明るいです。

明るいことは、体内時計を狂わすことにもなり、よくありません。

それに、夜泣きのたびに車に乗せて走るって、結構大人がしんどくなると思います。

また、もしドライブしないと寝ない子になってしまったら…
そう考えると、絶対にやらない方がいいと思います。

おやつを与えてしまう

私の地元の友人が、夜泣き対策で赤ちゃん用のおせんべいをあげていました。
私はその頃、子育ての経験が無かったので、そんな方法もあるのかくらいにしか思ってなかったのです。

でも後々自分が子育てをするようになって、その後の話を聞いてみました。

彼女の子どもは、おせんべいを食べたら寝るということが、決まりごとだと思うようになってしまったそうです。
食べさせないようにしても、「おせんべいちょーだい」と泣いて起きて、食べてからじゃないと寝ないんだとか…
今でも治させるのに苦労しているようです。

夜中にオヤツを与えるって虫歯が心配です。
言えば貰えると思って、我慢が出来ない子になりそうです。

お茶くらいならいいと思うのですが、できるかぎりおやつは与えない方がいいですね。

番外:ママやパパがイライラすると伝染する

『イライラしないで、いつもニコニコ』
一番難しいんですよね…

可愛いはずの我が子なのに、「あぁ~今日も夜泣きするのかな」と思うと、夜が来るのが怖くなることって、ありますよね。

自分も眠いからイライラして怒鳴ったり…
「早く寝てくれ~」と焦ったり…
軽く叩いてしまって余計泣かせちゃったり…

そして自己嫌悪。

ママやパパが笑いかけると、赤ちゃんに伝わって一緒に笑ってくれるように、イライラも伝わります。

「イライラしそう!」

というときは、次のことをやってみてください。

イライラ解消法

  • 赤ちゃんのいる部屋を5分でも10分でも離れて深呼吸する
  • すぐに泣き止まないと割り切る
  • 作り笑いでも、ゆとりを持っているところを見せる
  • 夜は眠れないから昼寝を計画する
  • ママさんはみんな悩んでる。自分だけが辛いんじゃないと感じてみる

私の場合、こういう気持ちを持つと、少しイライラが減りました。

イライラが大きくなって、

赤ちゃんを大きく揺さぶる
大きな音で音楽を流す
押入れなどに閉じ込める

など虐待とも取れる行為は絶対やめて下さいね。

夜泣きはいつまで続くの?どうやって夜泣きと向き合おう

いつまでこの夜泣きと付き合わなければいけないの?
と疑問に思ってしまいますよね。

でも、『付き合っていく』より、『上手に向き合う』という気持ちになることが大切かもしれません。

赤ちゃんとママの接し方は夜泣きと関係ない

日中の赤ちゃんとの接し方に、何か問題があるから夜泣きする?
そんなことは、ありません。

いっぱい遊んであげて、スキンシップをとってあげた子の方が夜泣きが少ないなんてことも根拠がありません。

「自分がちゃんと子供と遊んであげてないから夜泣きするのかな?」
なんて思わないでくださいね。

早寝早起きのリズムを整えて、日中たくさん遊んであげるのも大切ですが、すぐに夜泣きが解消されるわけでもありません。
思うように行かなくても、自分を責めないでくださいね。

しかし上でも述べた、虐待になりかねない接し方は夜泣きの原因になってしまうかもしれません。
気をつけましょう。

1日くらいはパパや家族に協力してもらおう

お仕事で忙しいかもしれませんが、パパや家族に、次の日が休みの時などは協力してもらうことも考えてみましょう。
ママがストレスを溜め込むと、子育ても家事もストップしかねませんからね。

パパは忙しいから頼めないなんて気を遣わなくていいのです。
週のたった一晩でいいんですよ。
それだけでママはゆっくり眠れますし、リフレッシュできるんです。

ママが一人で子育てしているのではなく、パパも家族も一緒に子育てしているのですから巻き込みましょう!

パパや家族にも、何かできることはあるはずです。
それは寝かしつけだけでなく、ママのサポートも含めてです。

パパや家族でできる夜泣き対策を見つけて、ママに少しでもゆっくり寝てもらえる夜をプレゼントしてほしいと思います。
もしサポートしてもらえたら、ママは家族の優しさに感謝しましょうね。

お昼寝を一緒にしてみて

夜は赤ちゃんが寝付くまで付き合い、朝は家族に朝食を用意する生活…
ほんと眠る時間がありません。

私は1人目の時、3ヶ月くらいまで旦那さんを見送りせず、眠らせてもらいました。

また、昼寝って、すごくいいんですよよ。
2人目の時、15分昼寝するだけでスッキリしました。

午前中に外で遊んだり買い物をすると、昼寝をしてくれるので、自分も眠れます。
オススメです。

とにかく暇があれば眠って疲れをとって下さいね。

いつかはなくなると思う気持ちを持とう

夜泣きは永遠には続きません。
子育てのうちのほんの一握りの期間です。
それまではとっても辛いですが、終わりがきます。

私は一人目の時も二人目の時も、夜泣きがなくなってぐっすり眠れた日の朝、少し涙が出ましたよ。

そしてだんだんと、子育ての肥やしとしていい体験ができたなという思いに変わっていきます。

「いつかは夜泣きはなくなる」
という気持ちを持って、少し先を見据えてみてください。

そうすると少し気持ちに余裕が持てると思います。

ご近所に挨拶をしてみる

夜泣きをやめさせたいと思うのは、近所に迷惑をかけているという気持ちもあるからだと思います。

あらかじめでも出会った時でも、お隣や上下階の方に、

「いつも夜泣きでご迷惑おかけしてすみません」

とひとこと言うだけでも、わかってもらえると思います。

周りに理解をしてもらうことも、夜泣きと向き合う大切な要素かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

日本の赤ちゃんは遅寝で短眠だから、睡眠不足で夜泣きをする傾向があるようです。

睡眠は子供の成長に欠かせないほど大事なことが私もわかりました。
そして、子供に「睡眠」を教えるのもしつけのうちなのかもしれません。

その子に合った夜泣き対策、色々試してみてくださいね。
良質な睡眠が親子で取れて、お子さんの心身の成長が良くなるように願っています。

 

 

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