ベビーベッドはいつまで使えるかと選び方

ベビーベッドは、出産準備品の中でも高額な買い物です。
だからこそ慎重に選びたいですよね。
そこで今回は、
・ベビーベッドはいつまで使えるのか
・選び方のポイントはどんなことか
という点を中心にまとめてみました。
ベビーベッドの購入を考えているママさんはぜひ参考にしてくださいね。
ベビーベッドの使用期間の目安
一般的に販売されているベビー別途は、新生児から2歳ごろまで使用できるものが多いです。
しかし、一人で立てるようになる8ヶ月頃からは、柵を登ろうとして危険なので途中で使用をやめるママも少なくありません。
また、体が大きくなって寝返りができるようになると、ベビーベッドの柵にぶつかってしまったり窮屈になります。
そのためベビーベッドを使用しなくなるケースもあります。
上記のようなことから、使用期間の目安はあっても早い段階で使用をやめてしまう家庭もあるのです。
今は長く使用できるベビーベットが増えています。
また、ベビーベッドとして使用できる年齢を過ぎたら、ベッド以外の家具として使用できる多機能ベビーベッドが数多くあります。
ベビーベッドのサイズで使用できる期間が変わる
ベビーベッドと一言でいっても、今は様々な種類があります。
ここではサイズ別にベビーベッドの使用期間がどれくらいかをご紹介しますね。
スタンダードサイズ
内径が120cm × 70cmです。
このスタンダードサイズが一般的なベビーベッドの基準になっています。
新生児から2歳頃まで使用できる大きさです。
ベビーベッドを2歳まで使用することを考えた時、布団の大きさも変えてあげられるのがいいところです。
小型サイズ
内径が100cm × 63cmです。
生後8ヶ月~9ヶ月頃まで使用できる大きさです。
体が大きくなるのが早い子はもっと月齢が浅い段階で使用が終わってしまうかもしれません。
しかし置き場所に困らないサイズなので、一人で動き出す月齢くらいの期間で使用したいママにはオススメです。
超小型サイズ
内径が90cm × 60cmです。2歳まで使用できる設定されていることが多いです。
しかし体が大きくなる4~6ヶ月くらいで窮屈になってしまうことが多いようです。
小型サイズよりもコンパクトなので、アイロンがけやキッチンで料理するときなど、赤ちゃんを安全なスペースを確保するといった目的だけで使用するのに丁度いいサイズ感です。
ハーフサイズ
内径が70cm × 60cmです。
上記の3つのサイズの中では一番コンパクトです。
一人で動き出す前の3ヶ月~4ヶ月頃まで使用できます。
「ベビーベッドは一人で動き出す前まで」と考えているママさんにオススメです。
部屋に置いていても圧迫感がないサイズなので、使用期間が過ぎても赤ちゃんのアイテム置き場として使用できそうですね。
ベビーベッドは大人の生活スタイルに合わせる
ベビーベッドが必要かどうかは、各家庭の生活スタイルにも左右されます。
ベビーベッドは単に赤ちゃんを寝かせる用途だけでなく、安全な場所の確保という役割もあります。
赤ちゃんにとって安全な場所が十分確保されているなら、絶対に必要というわけではないですからね。
また、大人が布団、赤ちゃんがベビーベッドとなると、夜泣きの時にママが立ってお世話ということになりますね。
このちょっとした動作が、苦痛になってきます。
そのため赤ちゃんも一緒に布団で添い寝するケースが多いのです。
反対に、大人がベッドの場合は、ベビーベッドはあったほうがお世話もしやすいです。
このように、ベビーベッドの必要性は、生活スタイルで変わってくるのです。
特に産後のママさんは、おむつ替えや授乳などもありますね。
ベビーベッドがあったほうがいいのか、なくても大丈夫なのか。
体に負担がかからない方を選択してください。
二人目や双子の場合にはベビーベッドがあると便利
ベビーベッドは、2人目以降や、双子ちゃんなどの場合、便利さを感じることが多いです。
・部屋で遊んでいる上の子が、寝ている下の子を誤って蹴飛ばしてしまう
・夜にきょうだいで一緒に寝ている時、上の子が下の子に重なるように覆いかぶさってしまう
きょうだいがいると、こんな危険なことがあります。
そんな時こそベビーベッドがあれば、赤ちゃんの安全なスペースを確保できます。
また室内でペットを飼っている場合、衛生面への配慮をするという意味でもベビーベッドはあったほうが無難です。
使用期間が決まっているならベビーベッドはレンタルもあり?
ベビーベッドは、レンタルする方法もあります。
最終的に処分するのに困るなら、期間を決めてレンタルもありですね。
しかし今はベビーベッドの種類や価格も多様化していて、成長に合わせてソファーや学習机に変身できるようなベビーベッドもあります。
割と長く使えるように工夫を凝らしているんです。
また、Used品を扱う店舗や、フリマアプリで安く購入できることからレンタルは主流でないようです。
それでも、処分することを考えると、レンタルという選択肢もありですね。
どうするか決めかねる方のために、ベビーベッドレンタルのメリットとデメリットを紹介します。
ベビーベッドのレンタルのメリット
メリット1:赤ちゃんがベビーベッドで寝てくれるか試せる
ベビーベッドを用意しても、「ベビーベッドでは寝てくれない」なんていうこともあります。
赤ちゃんと相性が合わないようなことがあっても、返却をすればいいのでメリットですね。
メリット2:期間を決めて置いておける
・家が狭くてずっと大きなベビーベッドを置いておけない
・短期間しか使わないものにお金をかけたくない
そんな家庭には、必要な時にだけ期間限定でベビーベッドが置けるのは最大のメリットでないでしょうか。
里帰りの1ヶ月だけや3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月など、期間を選んでレンタルできる業者さんもあります。
メリット3:キャンペーン中で割引サービスなども豊富
レンタル料が割引になるキャンペーン、送料が無料、組み立てをしてくれるサービスをしてくれる業者さんがあります。
レンタル業界もたくさんあるので、比較してみてください。
ベビーベッドのレンタルのデメリット
デメリット1:レンタル期間を超えて利用したい場合は高くつく場合もある
レンタル期間が長くなるほど、1ヶ月あたりの使用料が安くなっていく業者さんもあったりします。
しかし、結果的にベビーベッドを購入したほうが安くつく場合もあります。
また、
・期間を決めて借りたけど、延長したい
・下の子の出産などを控えているので延長したい
など、当初の想定よりも長く使う場合
「買ってしまったほうが安かった」
ということもありえます。
最終的に購入もできるレンタル業者さんもあるので、確認してみてくださいね。
デメリット2:きょうだいの出産を考えている時に高い
2人目、3人目などを考えているなら、ベビーベッドを購入してしまったほうが断然安いです。
レンタル期間に捉われず使用できますしね。
デメリット3:早く返却しても差額が返金されない
赤ちゃんがベビーベッドを嫌がるので早く返したいと思った時、早く返却することは可能ですが、差額は返ってこないケースが多いようです。
レンタル業者を選ぶ時の注意点
料金、サービス、品揃え、借りる時の受け取り方法(配送か受け取りか)など、色々なレンタル業者さんと比較してお得になるように選んでみてくださいね。
ベビーベッドの選び方のポイント
基本的にベビーベッドは使用できる期間で選びます。
その他にも選び方となるポイントはあるのでしょうか。
ここではベビーベッドの選び方をご紹介したいと思います。
お世話のしやすさや生活スタイルを重視
お世話のしやすさや、生活のスタイルを重視して選ぶ時のポイントを何点か上げてみます。
ポイント1:キャスターがついているか
赤ちゃんをベビーベッドに寝かせたまま移動ができるキャスター付きのベビーベッドなら、ママの生活スタイルに合わせられます。
夜は寝室、日中はリビング、そしてキッチン。
自由に移動できるので、赤ちゃんの顔をみながら、作業ができます。
ベビーベッドの位置が固定されていると、ママの移動も限られてきますよね。
赤ちゃんが心配で家事が手につかなくなってしまうなんてことも。
キャスター付きなら赤ちゃんの行動を確認できるのでストレスを軽減できますね。
ポイント2:高さ調整可能なタイプか
高さ調整ができるベビーベッドは、お着替えの時やおむつ替えなど、ママの腰に負担のかからない高さに調整ができます。
また、ママのベッドの高さに合わせて添い寝ができるのも嬉しいポイントです。
添い寝ができると、将来的に一人寝の習慣もつけてあげられると思います。
ポイント3:柵が多方面から開閉できるか
ベビーベッドは複数の柵を同時に開閉できて、好きな方向からお世話できまるものがあります。
方向が限定されないので、お部屋のレイアウトを気にせず配置できます。
また、赤ちゃんが抱っこをして寝てしまった場合、柵の開閉場所が一箇所だと、寝かしづらい体勢になることがあります。
方向が限定されていなければ、降ろしやすい方向で寝かせることができますね。
ポイント4:組み立てや収納が簡単か
役目を終えて使用しなくなった時に困るのが収納。
場所をとらずに、そして簡単に収納できたら助かりますよね。
ベビーベッドの種類によっては
・ワンタッチで組み立て、収納できる
・折りたたみ式
などがあります。
組み立て式のベビーベッドは、パーツやねじなどがバラバラになります。
パーツやネジをまとめて保管する手間もかかります。
2人目や3人目を考えているママさんは、次の出産まで、場所をとらずにコンパクトに収納しておけるベビーベッドを選ぶのがポイントですね。
ポイント5:長く使用できるか
伸縮可能で、子供の身長に合わせて調整できるタイプのベビーベッドもあります。
10歳頃まで使用可能なものもあり、このようなタイプは長く使えて重宝します。
また、ベビーベッドとしての使い道が終わったら、学習机と椅子になるベビーベッドなんていうものもあります。
どちらも、お子さんの成長と生活スタイルに合わせて使えるので便利ですね。
ポイント1からポイント5までご紹介した中でも
・キャスター付きで組み立ても簡単、伸縮もできる
・高さも変えられて柵が複数開閉できる
といった点が重要です。
お世話のしやすさや生活スタイル、住環境も含めて納得のいくベビーベッドを検討してみてくださいね!
機能性も大切だけど安全性を重視して選ぼう
安全かどうかも忘れていけません。
生まれたばかりの赤ちゃんにはとても重要なポイントです。
日本国内で販売されるベビーベッドには、下記の2点の表示が義務付けられています。
*SGマーク
製品安全性協会が定めている審査に合格し、安全であることが認められた製品に表示されるマークです。
*PSCマーク
国が定めた適合性検査を通過して、安全であることが認定された製品に表示されるマークです。
この二つのマークを確認して、安全なベビーベッドを選んでくださいね。
海外製のベビーベッドの場合は、その国独自の安全基準が設けられていることがあります、海外のメーカーであっても、安全の基準はどうなっているのか確認しておくと良いでしょう。
まとめ
出産の準備品の中でも高額なベビーベッドは、「必要かな?必要ないかな?」と悩みどころですね。
しかしベビーベッドを購入しても、赤ちゃんがベビーベッドを使ってくれるのかわかりません。
また購入をしたけど、結局は物置になって終わってしまったという人もいます。
心配な場合は、レンタルでお試し的に使用してみるのも一つの手です。
お世話のしやすさや住環境的にどちらが良いかを検討して、ベビーベッドの必要性を家族で話し合ってみてください。