子どもに習い事をさせるべき?周りのお母さんや幼稚園の先生の意見を聞いてみました
あなたは子どもの頃、習い事をしていましたか?
私は歌うことが好きで、地元の合唱団に入っていました。
でも練習のほとんどが合唱祭などの本番に向けてのもので、しかも不定期でした。
だから、あまり習い事という気がしませんでした。
その後も「これやりたい!」と思うことも無く、両親からもすすめられることもありませんでした。
我が家が、経済的な余裕がない状況だったというものありますが…
それが原因なのかわかりませんが、私は子どもに対してもそれほど習い事に執着する方ではありません。
また、『子どもがやりたいと思っていない事をさせるのは、親の自己満足になりそうだな』という考えもあります。
大人は自分の意思で、目的と目標をもって習い事をしていると思います。
でも子どもは、目的も目標もなく習い事をしているように感じてしまいます。
でももしかしたら『将来子どもが、習っておいてよかったと思えることもあるかな』という気持ちもあるんです…
どうしたらいいのか、今の私には色々謎だらけです。
そこで今回は、子どもの習い事について、私の周りのお母さんや幼稚園の先生からお話を聞いてみました。
そのお話をもとに、
今習い事を考えているお母さん、
すでに習い事をしているお子さんを持つお母さん、
それに私が感じている疑問を
解決集のような形で記事にしてみました。
ぜひ参考にしてくださいね。
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なぜ子どもは習い事を始めたの?
そもそも、どうして子どもに習い事をさせたいって思うのでしょうか?
家庭ごとにみんな理由が異なるのでしょうか?
まずはどんな理由で子どもに習い事をさせようと思ったのか、聞いてみることにしました。
その前に、我が家の理由についてお伝えしたいと思います。
我が家の場合
上でお話したように、私自身は、子どもに習い事をさせた方がいいのか迷っていました。
ですが主人の意見で、今うちの子はスイミングを習っています。
うちの子は身体が他の子より小さくて、風邪もよく引くんです。
主人は
「スイミングは身体が強くなるからいいと思う、泳げると楽しいよ」
「それに小学校の水泳の授業だけでは泳げるようにならないと思うし、泳げない子は楽しくならないよ」
という意見をもっていたんですね。
それと、保育園で2歳の頃にスイミングのカリキュラムがあったんです。
今通っているスイミング教室は、そのカリキュラムと同じ場所だったんですね。
丁度いいなと思いました。
知っている子や先生がいるかもしれないって。
でも子どもの意見は全く聞かずに、親の思いだけで始めてしまったんです。
始めてから2ヶ月くらい泣いたり、言い訳をして行きたがらなかったんです。
その時点で私は少し後悔の念が出てきてしまいました・・・。
「もう少し子どもの思いも聞いてやればよかった」
「周りも少しづつ習い事をしているからって焦りすぎたかも」と。
周りの方の場合
他の方からは、お子さんの習い事を始めた理由やきっかけについて、いろいろな話を聞くことができました。
※習い事は聞いた方達の希望で伏せているご紹介もあります。
親目線で子どもが楽しそうだった方を選んだ。
2歳前だけど、一応意見を聞いて、子どもの希望を尊重したつもりで始めた。
そして大きくなった時に自分からやりたいと言ってくれたから始めたんだ。
英語が達者のおばあちゃんの希望でもありましたが、ネイティヴの先生と楽しそうに学んでいる姿をみられて面白い。
母子分離で自分の休息時間にもなるし、勝手に私が申し込んだけど、楽しんでくれています。
本人の意思はなかったのですが、月謝も安いし嫌がっているなら辞めよう程度の感覚で始めた。
今のところ幸いにも楽しそうに通ってくれています。
様子をしばらく見て、4歳半になった時に「スイミングを習いたい」といつも言うので、本当に続けられるのか意思確認をして始めた。
親の理想や希望で始めても、続かなかったりやる気のないものはさせたくないので。
きちんと話して続けられるのかを念押しして始められたので良かったと思ってるよ。
その日にやりたいって言うので、入会したよ。習い事の日は待ち遠しいみたいで、楽しんでやっているよ。
まとめてみると…
子どもの小さいうちから始めたり、意思を確かめてから始められたり。
習い事を始めるきっかけや理由は、自分の意見や周りからの影響、生活環境だったりと三者三様ですね。
私のように、ちょっと後悔している人ってあまりいませんでした。
理由は様々でも、お子さん達が楽しんで取り組めているから、いいですね。
子どもの習い事、何かメリットってある?子どもはどう変わる?
幼いうちから習い事をしているお子さんは沢山いますし、習い事によって子どもに身につくスキルも様々だと思います。
習い事の時間以外でも、家庭で自然に身につくことがあるかもしれません。
我が家の子どもは曜日を覚えたり、時間の把握ができてきたり、自分で習い事に行く準備、着替えの時に洋服をたたんだり出来るようになりました。
今のところまだ些細なことですが、洗濯物をたたむのを手伝ってくれたりします(笑)
ここでは習い事をするとどんなことが身につくのか、またどんなメリットがあるかを挙げてみたいと思います。
身体能力の向上、身体が丈夫になる
近年の子どもの身体能力や体力が低下していると言う問題を、テレビで観たことありませんか?
現代の便利なこの日常生活で、あまり力を使わないことが原因だそうですよ。
例えば、雑巾絞りをあまりしなかったり、トイレが洋式だったり、家族と出かけてもあまり歩かなかったりがあります。
私も子どもが通っている幼稚園が、歩いて10分くらいの短い距離なのに、自転車で送り迎えしてしまっています。
先生はなるべく体力をつけるために歩かせるようにしてくださいとお願いされますが・・・。
下の子もいて、マンションなのでベビーカーを持ち運びしないといけないのが億劫で・・・(言い訳すいません)
体の成長する時期にスポーツ系や体操の習い事をするのは、とても重要だと幼稚園の先生も教えてくれました。
運動神経が良くなるし、体のバランス感覚を養うことができるしで、一石二鳥なんだそうです。
体力、筋力、リズム感なども同時に身についていくんだそうですよ。
私の子どもが通っているスイミングのお友達の中には、
「小児喘息だったけど、良くなりつつある」
「習い事以外でも体を動かすのが好きになって良く眠るようになったから、風邪を引くことが減った」
という人も居ました。
長く続けているからこそ、身につく効果でもありますよね。
挨拶をすることで礼儀が身につく
礼儀というと、イメージ的に剣道や空手と言った武道のスポーツに多いような感じです。
ですが始めや終わりに挨拶をするのは、どんな習い事でも共通するのではないでしょうか。
先生に対する挨拶の仕方を学ぶことで敬意が。
対戦する相手への挨拶の仕方を学ぶことで、礼節が身につくのだと思います。
幼稚園の先生が言っておられました。
「外では挨拶をするのに、家では挨拶をしないのは、家とは別の社会性を子どもながらに作っているのです。
大人になれば自然に挨拶できるようになるから焦らないで欲しい」
あせらないで、成長を見守るのも大事なんですね。
協調性やコミュニケーション能力が上がる
協調性やコミュニケーション能力は、主にサッカーや野球などの団体戦、チームプレーの習い事をしている子が身につけられると思います。
チーム一丸になって、目標に向かうことや自分のポジションでの役割を意識できるようになりそうですね。
私も小学校のクラブ、中学校の部活でチームプレーのスポーツをしていたのでこういったことは身についたと思っています。
相手のことを思いやる気持ちなども養われそうです。
小さい頃から習い事をさせてあげると可能性の幅を広げてあげられる
習い事を通して、将来の夢や進路などの選択肢が広がっていくのではないでしょうか。
例えばですが…
- 英会話をしていたらもっと興味が湧いたので、英語の先生になりたい!
- 小さい頃からやっていて好きだから、このスポーツでプロを目指したい!
- 小さい頃から楽器をしているから、もっと極めてプロの楽団を目指したい!
スポーツや音楽系は、大人になってプロを目指すことは難しいですものね。
小さいうちからの方が吸収も早いですし、進路を考えるにあたっては強みになりそうですね。
また、保育園や幼稚園、学校とは違う精神力や忍耐力が身につき、自信がつきそうだなと思いました。
チャレンジ精神が育って新しいことを考える力がつく
例えば、サッカーでもバレーボールでもテニスでも、最初は基本的な練習をして行きますよね。
そして上達して試合に出られるとどうでしょうか?
あの相手はこの辺に打ってくることが多いとか、こういう返し方をしたら相手は返せないなど、自分で分析をして戦略を考えられるようになってきますよね。
私もスポーツをしていたので分かるのですが、上達すると、もっと上手くなりたくて技術を磨こうと向上心が芽生えたりします。
また1人っ子の場合競争心がないと言われることがりますが、そういった部分が補(おぎなえ)たり、なんでも挑戦してみる子になると思います。
手先を器用に動かすと想像力や感性が磨かれる
子どもは手の関節や筋肉がグングン成長しています。
その時期の図工やお絵かき習字などの習い事は、手先を動かす訓練にもなるようですよ。
想像力や感性が育って行くだけでなく、手を動かすと脳の発達も促すんだとか。
それに静かに手を動かすって、学校に行くようになった時に集中力もつけられそうですよね。
成功体験が多いと勉強好きに繋がる
英語、そろばん、幼児教室などの学習系の習い事で、「わかった!できた!」が増えると子どもは嬉しいですよね。
小さいうちから反復練習をしていけば、繰り返すことが苦痛でなくなります。
何より子どもが「またできるように頑張ろう!」と感じます。
自信も付いてきますね。
そういう力が小さいうちから育っていくと、勉強は苦痛なものではないと思えるのではないでしょうか?
子どもの習い事メリットをまとめてみると
実にたくさんのメリットがありますね。
続けることができるからこそ、身につくのかなとも感じます。
そしてこれ以外にもメリットはいっぱいあるかもしれません。
自分で時間を有意義に使えるようになったり、習い事の中での強みや弱みを知ることができたり。
親もまた子どもの新しい一面を知る機会になって、褒めてあげたり、アドバイスしてあげられたりできますね。
たくさんある中から習い事はどうやって選んだらいい?
皆さんは、何を基準として習い事を選ぶのでしょうか?
- 月謝
- 習い事をするのに必要な費用
- 通わせられる距離
- 友達作り
- 周りからの勧め
- 先生の人柄
我が家は上で紹介した他に、スイミング道具が揃っていたという理由がありました。
子どもを無理やり通わせてから、
「一番ベストな選び方ってなんだったんだろう?」
なんて今更思う次第です(笑)
子どもの好きなこと、得意分野、興味関心のあることを習わせる
子どもの好きなことや得意なこと、また興味のあることを知って、それをやらせてあげるのが一番いいのかもしれないですよね。
ですが、
「うちの子は、外でのお友達の接し方と、家にいるときの親への接し方が違くてよくわからない」
という方もいると思うんです。
実際、私がそうで・・・。
幼稚園での出来事を聞いても、あまり答えてくれない場合が多くて困ります。
そういう場合は、『客観的に我が子を見てくれるママ友や先生の意見に耳を傾けてみると良い』と幼稚園の先生は言います。
「優しくて気を遣える子」
「負けん気がある子」
「どんなことも夢中で楽しそうに取り組んでいる」
「リーダー的存在」
など、我が子の特性を聞いてみるとその子に合った習い事は何か絞られてくるようですよ。
また性格や人との接し方、興味関心、運動能力など総合して我が子がどうなのか、観察して分析していくとさらに絞りやすくなるそうです。
例えば…
- 集中してお絵描きや制作に取り組める
→幼児教室、そろばん、料理教室、習字、英語 - 外遊びの時は誰よりも活発で動きが機敏
→運動系や体操の習い事 - リトミックの時は音楽のリズム合わせて上手に身体が動かせている
→音楽系、ダンスや体操系の習い事
親のこうなってほしいという希望を習わせる
習い事は無理強いにならないようにするのが大切だと感じます。
ですが、子どものたりないものを、おぎなえるかどうかで選ぶ場合もあると思います。
例えば…
- 元気なのはいいことなんだけど、集中力を少しつけさせてあげたい
- 手先は器用なんだけど、運動神経の良い子になってほしい
- 感性を豊かにして磨いてほしい
- 考えることを諦めがちだから成功体験を増やしてあげたい
また親がやってみたかった習い事や夢を、子ども託す人もいるのではないでしょうか。
しかし、次のようなことがネットに書いてあったり、周りの人から言われることありませんか?
『明らかに我が子の特性に合わない事を、親の希望で選ぶのはやめましょう』
特性に合うかどうかの判断は難しいと思います。
そんな時は複数の同じ習い事の体験授業や見学で、親がリサーチしておくと安心ですね。
こんなことをリサーチしてみよう
- 授業の雰囲気が我が子も対応できそう
- 周りの子や先生がどんな人か
- どんなことを身につけることができるのか
- 続けていけるなら、月謝以外にかかる費用に対応できるのか
子どもは興味も好奇心も旺盛です!
反面、飽きっぽいところもあります。
だから「楽しくできる」と感じられることが、習い事を続けるための最大のポイントです。
まずは子どもに少しやらせてみて、
「続けられそうか?」
「楽しくできそうか?」
など、子どもの意見もきちんと聞いた上で、本格的に始めてみるのがいいのではないでしょうか。
また、
”どんな先生か”
も重要だと思うのです。
教えるのが上手で、習い事以外の話も聞いてくれる。
そんな先生だったら、楽しく学べてグングン身についていくはずです。
逆に相性が合わない先生だと、子どもがつらい思いをするだけのような気がします。
無理に続けさせて、心に傷を負ったら…そう考えると怖いなと思いました。
そこまでいかなくても、
「子どもの頃の習い事が、とにかくつらかった」
残ったのが、そんな思い出だけだったら悲しいですね。
子どもからやりたいといってきたことを習わせる
子どもが本心からやりたいといってくることもありますが、ほとんどが、
「友達がしている〇〇の習い事をやってみたい」
という理由のようです。
親からしたら、
「続くはずがない」
「一緒に遊びたいだけでは?」
と思ってしまいますよね。
ですがせっかくやりたいといってきたのですから、「やりたい」という気持ちを尊重してあげた方がいいと感じます。
「やりたい」という気持ちを抑えられた子どもって、将来的に次のような大人になってしまうと思うんです。
どんな大人になる?
「挑戦しようという気持ちが少ない大人」
今の時代、年功序列で出世していく社会ではなくなってしまってます。
そんななかで成功するには、「とにかくなんでもやってみよう」という気持ちがだいじです。
というよりやらないと成功しない時代になっています。
やる前から、「やったほうがいいんだろうけれど、どうせダメなんだろうな」と考えてしまう人は、決して成功することはないんです。
子どもにはいろいろ挑戦させてあげてほしいです。
ただし、次のことを守ってください。
守って欲しいこと?
「必ず結果がでるまで続ける」
良くても悪くても「結果」がでるまで頑張る。
この気持ちをはぐくんであげることも、重要なのではないでしょうか。
「周りが習い事をしているから」で無理にしない
何ヶ月か前、子どもが通う幼稚園で、保育参観後に懇談会がありました。
そのとき幼稚園の先生が、次のことを話してくれました。
先生が話してくれたこと
『習い事は周りの人がしているからと言って、焦ってさせるものではない』
幼児期は、脳の発達が凄く早いんだそうです。
言葉を覚えたり…
体を色々動かせるようになったり…
生活のことを自分で出来るようになったり…
大人の生活では当たり前のことを、どんどん出来るようになります。
そんな時期だからこそ、沢山の習い事で色々覚えさせて、体験させたいとも思いますよね。
ですが幼児期は、普段の生活の中で情緒(じょうちょ)を養う時でもあるんだそうです。
例えばいつもの公園遊びの中でも、
遊具を叩いてどんな音がするのか
音を確かめてみたり
自然に触れたり
食べ物の感触を手で触れてみたり
五感を楽しみながら学ぶことが大事と、幼稚園の先生が教えてくれました。
そんな話を聞いて私は、自分が子どもの頃を思い出しました。
「暑い、寒い、暖かい」とか、
季節の虫鳴き声、
空や風、鳥が飛んでるとか、
そういうことから感性を学んでいたなぁ…
毎日毎日、
私も子どもの頃は、そんなことから、いろいろ学でたのかもしれないと思いました。
そんなことを考えていたら、
私の子どもが、新芽が出てきた桜を見て、
「もう桜はバイバイだね。春はもう終わりなの?」
と聞いてきました。
去年は聞いてこなかったので成長したなと感じました。
それと同時に、子どもながらに四季や自然を学んでいるなと感心しました。
また、お手伝いをしてもらう中でも、成長できる場面というがあるんだそうです。
例えば買い物に一緒に行って、
野菜の名前や魚の名前を覚えたり、
カゴの中に何個商品が入っているか数えたり。
買い物一つの行動でも、学べることがたくさんあるんですね。
普段の日常生活から学べることは本当にたくさんあります。
だから、みんなが習い事をしているからと言って、無理して習い事をさせることもないということでした。
習い事を嫌がる時は辞めさせるべき?
習い事を、
- 親の希望で始めた。
- 子どもの希望で始めた。
どんなきっかけで始めたとしても、子どもから習い事を辞めたいと言い出すことって、ありますよね。
そんなときどうしたらいいのか?
最大の難関です。
そんなにすぐ辞めさせるのは、忍耐がつかずに、何でもすぐに投げ出す性格になりそうだと個人的には思います。
最近うちの子は、習い事の日に泣くことは無くなりました。
ですが未だに、言い訳を考えて行かない方向にしようと可愛く企んでいます。
また、習い事を始めた頃は、辞めたいとは言わなかったですが、
「いつまで行くの?何歳までやれば良いの?」
なんて聞いてきました。
言われた時は
「そうだな・・・いつまでとか考えてなかったよな、何か目的を持たせてあげたいな」
と少し反省し、
「体を強くするために、病気にならないために行くんだよ、それに泳げるようになると楽しいんだよ」
と漠然と話しました。
でもまたそのうち「やめたい」と言ってきそうです。
そんなことを思い出しながら、
『子どもが習い事を辞めたいと言ってきたとき、どんな対策をしたらいいのか』
ということについて、先生に聞いてみました。
1.辞めたい理由を聞いてみよう
1歳〜3歳前後の時は、
辞めたいと言わないけれど、習い事に行く前に機嫌が悪くなったり、行きたくない兆候があります。
いつもと違う環境や親以外と接するということに不安を感じたり、眠い、トイレが家と違うなどの生理的な事が原因が考えられます。
そんな時は、場に慣れさせるためのサポートとして、習い事での出来事をたくさん褒めてあげてください。
また何気なく復習をして、わからないことからくる苦手意識を取り除いてあげるようにしてみてください。
もちろん場に慣れた後も、続けてあげてくださいね。
4歳を過ぎると、
自分で意見も言えるようになることが多いので直接嫌なことを聞いてみましょう。
どんな理由で習い事を辞めたいのかは様々ですが少し挙げてみると…
どんな事がいやなの?
- 習い事をしている子にちょっかいを出す子や乱暴な子がいる
- 先生が嫌になってきた
- 新しく習っていることがいつまでも出来なくて嫌
- 教室の雰囲気が怖い
- とにかく習い事の時間は嫌
小さいうちはあまのじゃくな面もあるので、話してくれた理由が本音ではない子もいます。
でも、子どもの言葉を受け止めて、同感してあげてください。
「お母さんもそう思ってた!」
なんて味方になってあげると、お子さんも安心して本音がポロリと出てくるかもしれませんよ。
本音を言えたことでスッキリとして、「やっぱり行きたい」とさっぱりした面も見せてくれることもあります。
子どもは自分のことを客観的に見られないですものね。
本当は、
お母さんと離れるのが嫌なだけだったり
好きな先生が他の子に構い過ぎて、ヤキモチを焼いているだけだったり
そんな、単純な理由だったなんてこともあります。
数ヶ月で辞めたいと言い出す場合は
内容そのものが好きになれないことも無きにしも非ずです。
ですが慣れずに疲れているだけかもしれません。
長く続いているのに辞めたいと言い出す場合は、
何か原因があるかもしれません。
マンネリ化してきてつまらないとか、なかなか新しいことを教えてもらえないとか。
どっちにしても親が、よく子どものことを観察して様子を見てあげることが不可欠ですね。
私は子どもの習い事の時を、いつも始まる時から終わるまで見ています。
そのおかげで「今日の潜水はかっこよかったね」なんて言ったりできます。
でも一人で習い事をして帰ってくる場合や母子分離の場合は、それも難しいですね。
いく前と帰ってきた時の表情の違いを比較してみたり、「今日はどんなことを習ったの?」なんて話を聞いて、顔色や声のトーンなどで様子をうかがうことが大切だと感じます。
子どもから習い事をやめたい理由を聞くと、ついつい大人目線で語ってしまいますね。
でもそれは、おススメできません。
特に
「続ければいいことがある」
「○○ちゃんも頑張っているんだろ」
など、理由と関係ない事で子どもの言葉を否定しないでください。
思いきって理由を話したのに、理解されず、ダメだと言われたら。
それが何回も続いたら…
子どもは、
「言ってもムダなんだな」
と思ってしまいます。
そして表面上は
『聞き分けのよいこ』
『素直な子』
に見える子どもになります。
でも実際は、心の中に不満やストレスをためてしまうのです。
それは大人になっても続きます。
『言いたいことがあっても黙ってしまう』
『主張ができない』
『決断力がない。決断が遅い』
そんな大人になってしまうかもしれません。
子供の将来のためにも、子どもの言葉に真っすぐに返すようにしてください。
また子どもが本当にやめたいと思っているときは、次項目の目標設定のような条件をつけて、やめる方向で話をするようにしてくださいね。
2.子どもと目標設定してみよう
本来であれば習い事を始める前に、子どもと一緒に目標を決めておくべきです。
そうしないと、いつまで続けないといけないのか親子共々、不明確になってしまいますね。
しかし、小さいうちは明確に目標を決めるのは難しいかもしれません。
とりあえず始めてみて、「最近やる気ないな」と感じてから、一緒に考えてみるのも良いそうですよ。
その時は子どもがイメージしやすいように、具体的に目標設定してあげることが大事です。
目標設定の例
- クロールが25メートル泳げるまでは頑張ろう
- 英会話の先生と会話できるようになるまで続けよう
- この楽譜をピアノで綺麗に弾けるまで頑張ってみよう
子どもは基本的に素直です。
「お母さんと約束したからここまでは頑張ろう」と取り組めます。
目標を達成して、それでも辞めたい気持ちは変わらないのであれば、目標クリアを最大に褒め称え、自分に自信を持たせてあげて、辞めるのも良いと思います。
「そんなに褒めてくれるならまだ続けようかな」と言うかもしれません。
それはそれで高みを目指そうとしていると思うので良いですね(笑)
3.趣向を変えてみる
習い事が嫌になって辞めたい気持ちが出てくるのは、上でご紹介した以外にも
- 途中から先生が変わった
- 後から入ってきた子が自分よりも上手で嫌
- マンネリ化で飽きた
など様々ですよね。
そんな時は、物理的にこんなことを対策としている人もいるようです。
趣向を変えてみる例
- クラスを変えてもらう
- 少しの間だけ、違う先生やコーチに教えてもらう
- 習い事を少し休んで違うことをしてみる
- 習い事の曜日を変更する
- 習い事をしている友達と習い事以外で遊んでみる
我が家の子は、最近クラスが一つ上がったので場所が変わりますた。
そしてその隣では今より上の、『ビート板で泳ぐクラス』が練習してたんです。
すると、「早くあのクラスに行けるように頑張る!」って目標を持ってくれましたよ!
環境が変わったおかげで、やる気がでたんですね。
今度また少しやる気がなくなってきたら、何か気分を変えられる方法を考えてあげたいなと思いました。
私の近所の先輩ママさんの話
私の近所に住んでいる、お子さんを3人育てた先輩ママさんの話です。
彼女の下の男の子二人が、小学生の頃、習い事をしたいと言ってきたんだそうです。
当時はあまり余裕がなくて、お父さんが
「そんなに習いたいなら自分で入会届を持ってきなさい」
と、やる気を試したそうです。
後日、二人は入会届をお父さんの元に持ってきました。
その時お父さんから言われたことは、
「自分からやりたいと言ったなら、辞めるのはナシだ」
ということだけだったそうです。
そして月謝や道具代を捻出するのに、今よりもっと働かないといけないと、働く大変さも伝えたそうですよ。
その先輩ママさんは、次のように話してくれました。
やっぱり途中で辞めるのは、甘やかしになるよ…
すぐになんでも諦める子になってしまうし…」
そして、
『やりたいと言えばすぐにさせてもらえる』
『辞めたいといえばすぐに辞めさせてもらえる』
そう考えるようになって
『辞め癖がついてしまう』
とアドバイスをくれました。
そのおかげで、先輩ママのお子さんはとても粘り強い子に育ったそうですよ。
私もなんでも諦める子でなく、忍耐力のある子に育てたいなって、感じました。
子どもの習い事、親としてどう向き合おう?私の今後の課題
子どもがしたいと言ったわけでもない習い事をさせるのは、親のエゴかな…
そう思っているのに、習い事をさせている矛盾した現状。
でも自分でしたいと言ったわけではないけれど、小さな目標に向かって頑張ろうとしている姿もあります。
この記事を書くまでは、矛盾しているかなと思う自分ばかりと向き合っていました。
でもまだ子どもは習い事を始めて半年ちょっとです。
みなさんから聞いた、習い事を始めたきっかけやメリットをまとめていて、習い事はいい面もたくさんあることを学びました。
その反面、習い事をしなくても日常生活でたくさんのことを学べることも改めて学びました。
今後この習い事を続けていく上で必要なのは、そんな矛盾してた自分と向き合うことでなく、習い事を始める時に足りなかった『子どもと目標を決めること』かなと思いました。
始めた以上はすぐに辞める子にもなって欲しくないですし、後戻りしても仕方ないという思いが出てきました。
これから、もし子どもが他に自分からやりたい習い事が出てきた時でも『目標を決める』ということは共通した課題になるかなと思います。
いつ頃までに出来るようになろうか?
そのためにはどうしたらいいかな?
子どもと一緒に考え、そこまでのプロセスを話し合いたいと思います。
もちろん、「今日はこれを楽しくやろう!」とか「毎回休まず行こう!」とか、「次のテストに合格して上のクラスにいこう!」など簡単な目標を毎回立てるのでもいいと思うんです。
目標を決めたらそれで終わりとせず、それを定期的に確認し合っていこうとも思いました。
もっと頑張ろうと前向きになれるように、自信を持たせてあげられる習い事にしたいなと私は思いました。
また、習い事の時間だけでなくても、日常生活で学べることもたくさんあることを知って、「大人には当たり前だけど〜」なんて思わずに、子どもが言ってきたこと、発見した物事など、自分も子どもの気持ちを思い出すかのように接していきたいなと感じました。
私はこんな考え方ですが、家庭の事情やその時の状況もあると思いますし、考え方は千差万別だと思います。
これが正解!ということも無いと思います。
ですが
『親子で最善策を考える時間をとって、いい方法を見つける』
これだけは、やってほしいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
習い事って、経験や体験を通して身につくことも多いし、人生が豊かになる面がありますが、必ずしないといけないことではありません。
一番大切なのはやっぱりその子の気持ちなのかなと、この記事をまとめていて感じました。
その子が心から楽しいと思える習い事でなければ、身につくことも学べることもなく、習い事にかかる費用も時間も無駄になってしまうような気がします。
習いごとを考えているパパやママさんは、子どもと目標を決めた上で、その子が楽しいと感じる習いごとをさせてあげてください。
お子さんの心身が共に豊かになるように。
そして楽しく習い事できるように。
ぜひ、いろいろ吟味してみてくださいね!