子どもの集中力がないとき親ができること
「うちの子はなんでこんなに集中力がないんだろう」
他の子供と比べて、自分の子供の集中力がないと感じたら、心配になってしまいますよね。
そこで今回は、子どもに集中力がないと感じたときに、親ができる対処法についてご紹介します。
子どもの集中力は大人が考えているより短い
子どもが集中できる時間ってどれくらいだと思いますか?
子どもが集中できる時間は、年齢×1~1.5分だといわれているんです。
■ 1歳児なら 1~1.5分
■ 6歳児なら 6~9分
小学生に上がる前の子どもが集中できる時間は、長くて10分なんですね。
この数字を見て、「えっ?子どもが集中できる時間ってこんなに短いの?」って思いませんでしたか?
そうなんです。
子どもが集中できる時間は、大人が考えているよりも実はずっと短いんですね。
集中力がないことを悩む前に、子どもは元々集中できる時間が短いことを理解しておいてあげましょう。
子供の集中力が上がる環境を作る
子どもは大人が考えている以上に好奇心が旺盛で、興味は次から次へと変わっていきます。
最初はテレビに熱中していたと思ったら、いつの間にかおもちゃで遊んでいたりするというのもよくある行動です。
そうやって、本当に好きなことや、やりたいことを見つけるために多くの経験を積んでいくんです。
とはいえ、この時間だけは集中して何かをやってほしいと思うこともありますね。
そんなときの環境つくりについて、いくつかお伝えします。
誘惑されるものを排除する
この時間だけは集中して何かをやってほしいと思うときは、他のものに興味が移らないように、誘惑されるものを目の付く場所から排除してみましょう。
テレビやビデオを消す、パソコンやスマートフォンなどを目に付くところに置かないなどです。
目の前に楽しいことがあるのに、我慢しなさいといっても子どもが理解するのは難しいです。
本当に何かに集中してほしいときは、子どもが集中できる環境を親が整えてあげるようにしてみてくださいね。
部屋の温度や湿度を快適に保つ
子どもは部屋の温度が暑かったり、寒かったりするだけでも集中力がなくなってしまいます。
部屋の温度や湿度が快適になるように環境を整えてあげましょう。
部屋が過ごしやすい環境になれば、目の前のことに集中しやすくなりますよ。
良いところを見つけてたくさん褒める
子どもは親に褒められることが大好きです。
親に褒められると、子どもはとてもうれしくなります。
もっと褒めてほしくて、集中して練習や勉強ができるようになってくるんですね。
ただし「〇点取れたら〇〇を買ってあげる」などのように、ご褒美と引き換えにしないことが大切です。
たまになら問題ありませんが、毎回ご褒美と引き換えにしてしまうと「メリットがなければ何もやらない」という子どもになってしまう可能性があります。
注意してくださいね。
親がイライラしない
子どもの授業参観に行くと、授業に集中できないお子さんを見かけることよくあります。
我が子もその一人で、親としては「なんで授業に集中できないの?」とついイライラしてしまいます。
思い返してみると、私の子どものときも、同じでした。
授業中はずっと手遊びしていましたし、忘れ物もしょっちゅうでした。
小学校にランドセルを忘れて登校したときは、先生もさすがにあきれてしまって、その日1日分の教科書を一式貸してもらったというエピソードもあります。
子どもの立場でお話すると、こんなことをしていても本人は悪気がまったくないんですね。
まして、集中力や注意力に欠けているといった自覚もないんです。
大きくなれば少しずつ集中できるようになってきます。
イライラしてしまう気持ちはとてもよくわかりますが、長い目で見守ってあげることも大切ですね。
まとめ
いかがでしたか?
子どもの集中力がないとき親ができる対処法について、お伝えしました。
ぜひ参考にしてみてください。
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