共働き家庭の小学生は夏休みをどう過ごしているか調査してみました

小学生にとって、夏休みはとっても楽しな長期休暇ですよね!

私、紅葉ママも大好きでした!
でも両親は共働きだったので、小学3年生までは学童に通っていました。

学童部屋にある長いテーブルで午前中はみんなで宿題、午後は学童の友達と遊んだり。
とっても楽しかった記憶があります。
しかし、寂しい気持ちがなかったといえば嘘になります。

そして親になった今、
子供が小学生になったら外に働きに行くことを視野に入れています。
でも「私のように寂しい思いを多少はするかな?」なんて葛藤もあります。

そんな今回は、共働きの先輩ママさんの体験や意見を基に
「共働き家庭の子供は、夏休みをどう過ごしているか」をまとめてみました。

これから小学校へ上がるお子さんがいて、
・すでに働いているママさん
・これから働きたいと思っているママさん
ぜひ参考にしてください。

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共働き家庭の子供は夏休みをどう過ごしている?

共働き家庭の小学生は夏休み中、両親が仕事中は主にどこでどんな過ごし方をしているのでしょうか?

一例をご紹介したいと思います。

小学校低学年

まずは小学校低学年について、紹介します。

学童保育

共働きで働いている場合、学童保育が一番多い方法ではないでしょうか?
ただ、学童も受け入れ人数があるため、保育園に在園していた子が優先的に入れるケースが多いと思います。
フルタイムかパートという雇用形態で優先順位も決まりそうですね。

夏休みの学童でのタイムスケジュールを、学童に通わせているママさんに聞いてみました。
※地域によって時間は様々です。

8:30〜 開所

ポイント1:夏休み期間の学童は、学校の登校時間より遅い時間に始まります。

普段は親が子供を見送ってから自分が出勤という形でも、夏休みは子供が最後に家を出る場合があります。
そうなる場合は、鍵の開け閉め練習や管理方法などのルールが必要とのことです。

9:00〜11:00 宿題タイム

ポイント2:この2時間の間に学校のプールがある学年の子はみんなで学校へ行き、終わったらみんなで学童へ帰る

ポイント3:夏休みの宿題や学習は…

夏休みの宿題は、1日に消化する範囲を親が設定するそうです。
基本的に生活する場所を提供しているのが学童です。指導員さんは先生ではないので、沢山いる児童一人ひとりの学習サポートはしてくれないんだそうです。
あくまで学習時間に子供が自主的に宿題や学習をする時間を与えています。

塾と同じような感覚でいてはいけないんですね…。

11:00〜12:00 外遊び・工作など自由時間
12:00〜13:00 お弁当昼食・後片付け・掃除
13:00〜14:00 お昼寝タイム(小学1・2年生)※小学3年生は読書、宿題など静かに過ごす時間
14:00〜15:00 自由遊び
15:00〜15:20 おやつタイム
15:20〜17:00 自由遊び
17:00〜17:30 掃除、帰宅準備、帰りの会
17:30 集団帰宅(18時半までは預かり可能で、18時過ぎからは親のお迎え)

ポイント4:1日のスケジュール以外にも、こんなイベントや行事があるようです。
・遠足
・夏祭り
・プラネタリウム
・映画鑑賞
・スイカ割り
・流しそうめん
・けん玉、コマ、竹馬などの昔ながらの遊びを教わる

学童の先生も工夫を凝らして色々考えてくれるんですね。
私にも記憶があります。
友達とこういう体験をできるのも、子供ながらに楽しい夏休みの思い出として残るんですよ。

祖父母に頼る

パパ、ママどちらかの実家(子供からみたらおじいちゃんやおばあちゃん)で過ごす方法を取っている家庭もあります。
自宅と実家が近ければ、両親の仕事の間だけ見てもらう。
遠ければ、夏休みを丸々、祖父母の家で合宿のように過ごしている家庭もあります。

実家と自宅の距離が許せば、1週間ずつパパの実家、ママの実家という方法を取っている家庭もありました。
反対に、自宅に来てもらう方法もありますよね。

祖父母に預ける場合、親が1日のタイムスケジュールを決めて、過ごさせてあげるのが大切かもしれません。

私も学童を卒業して学童に通わなくなった小学四年生の夏休みには、祖父母の家で過ごしました。

私の場合は、両親が休みになる週末だけ自宅に帰るパターンでした。
親が祖父母に1枚のメモ書きでスケジュールを渡して、それに沿って過ごしていた記憶があります。

親は私を甘やかさないように、祖父母に釘を刺していました(笑)

保育園や幼稚園の一時保育を利用

子供が在園していた保育園や幼稚園で、小学生になっても低学年の間は一時保育してもらえる園はあるようです。また、下の子が通ってる園でも一時保育があって、利用できればお迎えが一度に済みますね。

その他の方法

・ファミリーサポートやベビーシッターを利用
・図書館や児童館を利用する
・習い事でなるべく1人の時間を無くす
・子供だけのサマーキャンプで数日間お泊まりをさせる
・数時間だけママ友にお願いする

など、1日の子供の居場所を組み合わせて乗り切る方法もあるようです。
また、年上のきょうだいがいれば一緒にお留守番する子もいると思います。

小学校高学年

小学生も高学年になると、夏休みの過ごし方も変わってくるようです。
親があれこれしなくてもいい年頃なのかなと感じます。

行動範囲も広がりますし、自立面でも尊重したい年頃ですよね。

子供の性格や個性で、低学年の夏休みと変わらずに過ごす方法もあるかと思います。

近年は学童の空き状況によって、小学6年生まで学童を利用できる地域もあるようです。

ここでは低学年と重複しない夏休みの過ごし方をご紹介しますね。

お留守番する

高学年になる前に少しずつ、お留守番の練習させているママさんもいるそうです。
お留守番の時は、家にいる時のルールや約束事を決めるのが先決ですね。
ちなみにお留守番に関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

友達と遊ぶ

私も、祖父母の家に行っていることがほとんどでした。
しかし自宅と祖父母の家が近いのもあって、日中は友達と遊ぶこともありました。

毎日ずっと祖父母の家にいるのが退屈な時は遊んでいました。
親が祖父母に渡したスケジュールの遊びの時間の範囲でです。

おじいちゃんやおばあちゃんも、子供をずっと見ているのは疲れますよね。

自分で考えて行動できる歳なので、おばあちゃんに「誰とどこで遊んで何時に帰るか」を伝えて
遊びに行っていました。

民間学童保育

公立や地域の学童と違い、民間経営の学童保育があるそうです。
ただ、入会金があったり、月額費用が公立より高いようです。
その分、夕食付きで夜遅くまで預かってもらえたり、様々なカリキュラムが用意されているようです。

また、学習塾が運営している学童の場合は、勉学に特化したプログラムを儲けている施設も多いようです。

両親のお盆休みはどう過ごす?

親としては、ゆっくり過ごしたいところですが・・・。
パパやママの実家で過ごす家庭も多いと思います。

それ以外では、自由研究や工作の宿題サポートも含め、親子で楽しめるところへお出かけする家庭もあるようですよ。
宿題も進めつつ、親子で思い出作りにも良さそうですね!

レポート系の宿題なら

車両基地や空港など、乗り物が好きな子は興味があって、写真などを加えてレポート系の宿題にはピッタリではないでしょうか!?
また、工場見学で一つの商品が出来上がる工程を学んだりも面白そうですね。

工作の宿題なら

一日体験イベントというものがあります。
物作り系の体験イベントがあれば、工作の宿題が終わらせられそうですね!少し調べたらこんなイベントがありました。
・陶芸
・ロボット作り
・染物Tシャツ作り
・ジオラマ作成
・アロマキャンドル、フラワーキャンドル
・手作り石鹸
・食品サンプル作り

どれも楽しそうですね!私がこれから子供と何にしようかワクワクしてきました(笑)

自然と触れ合いながら

キャンプで海や山に行って、普段見ない昆虫や草花について調べてみたりすると、自然に対しての興味も広がるのではないかなと思います!
友達と一緒に行って、バーベキューなども良さそうですね!野菜を洗ってみたり、切ってみたり、お手伝いとしてできることも増えそうですね。

親子で思い出を作れるのは、本当に大切だと思います。
大きくなって思春期になったら、なかなか着いてきてくれなさそうですし…(焦)

共働きだけど子供に充実した夏休みを過ごしてもらうためのポイントは?

せっかくの夏休み。
子どもにあまり接してあげられないけれど、楽しい思いでとして記憶に残してもらうためにどうしたらいいのか考えてみました。

親と一緒に一日の計画やスケジュールを立てる

夏休みの思い出は、最終日に必死になって宿題を終わらせた…なんてちょっとさみしいですね。

夏休みに入る前から、余裕を持って子供と一緒に一学期の振り返りと宿題計画はした方が良いですね。

一学期の振り返り

夏休みの宿題とは別に、復習が大事だそうです。

⑴学期末まとめテスト、ドリルなどで理解できない点を把握しておく

⑵復習箇所の計画
・算数の二桁の足し算と引き算
・苦手な漢字の書き取り

など大分類的に範囲を決めるとやりやすいそうです。

あまりきっちり細かく決めてしまうと、出来なかったときに親がイライラしてしまうそうです。

夏休みの宿題や課題

宿題の配分を決めると子供も進めやすいようです。

プリントやドリル系の宿題なら、
⑴与えられた宿題の量を夏休みの日数で大まかに配分を決める
⑵一枚、または一ページずつに日付を入れる

と、計画的に進めることができたとオススメされました。

復習や宿題も余裕を持ってできるようにするのも大切です。
そのためには、学校で配られる生活予定表などに宿題範囲や復習項目い親子で一緒に考えて、記入していくと明確になるようです。
できれば毎日親が確認した方がいいと思いましたが、仕事が忙しいと毎日確認まで手が回らなそうですね(汗)

なのでそういう時は以下の方法で対策するといいそうですよ。

夏休み半ばに途中経過を確認し合う

夏休みの半ばは、お盆の時期です。仕事のお休みを取れるパパやママもいると思います。
途中で今までの宿題や復習の範囲が出来ているか、確認作業も必要です。

途中経過を確認して少し遅れていたら、
また親子で計画を修正することで夏休みの最後に慌てて取り組む事を防止できるそうですよ。

計画的に進められていると、
・子供は達成感を感じる
・親も子供が充実した夏休みを過ごせている

と実感できるそうですよ。

充実した夏休みは親が関わってあげること

先輩ママさんがこう教えてくれました。

普段の学校生活は、先生一人に対して生徒がたくさんいます。

そして計画的に授業も進行しますよね。
先生が個別に対応してあげられない分、夏休みは家で親と一対一で関われる時間が持てます。

計画的な過ごし方を親が関わってあげられるチャンスでもあるそうです。

親が関わってあげることで長所がさらに伸びたり、短所が長所になったりしてくるそうです。

共働き家庭、専業主婦家庭で過ごすかに関わらず、「親が関わってあげられること」が充実した夏休みの過ごし方のポイントになってくるんですね!

共働きママに聞いてみました!子供だけで過ごす夏休みにはどんなメリットがある?

親子で離れて過ごす夏休み。大変なこともあるけれど、子供にとってのメリットもあるんだそうですよ。

規則正しい生活リズムが身につく

Aママ
Aママ
夏休みは生活習慣が乱れがちと言いますよね。

共働きの場合は、朝から親の出勤に合わせて起こすので、普段学校に行っているのと変わらないリズムで規則正しい生活リズムが身につくのが良いです。

ただ、親が休日のゆっくり寝ていたい日でも早起きなので「もう少し寝かせて〜」と思う時が(笑)

約束を守れるようになる

Bママ
Bママ

夏休みは学童に行くのに最後に家を出るので、朝のお手伝い、学童での宿題、また家でのルールがある程度守れるようになってきました。

私が専業主婦でが家にいた未就学時代は干渉しすぎて、「早くしてよ!」とか「それはいけないことって言ったでしょ!」と注意ばかり促していたのが気づけば少なくなっていました。

目くじらを立てずに、言わなくてもできるようになっていることに成長をを感じました。
また、いい点が感じられると、働くことに対して子供に負い目を感じることが少なくなってきました。

自分で考えて行動できる自立心が育つ

Aママ
Aママ

学童から一人で帰ってきて、習い事に行く曜日がありました。
一度、習い事の持ち物を私が準備し忘れたことがあったのです。
でも自分で準備して習い事に行っていることに感心しました。

「自分のことは自分でする」ことにも自立心を感じられました。

また、習い事の最中に私が帰宅します。
ちゃんと「鍵をかけて出かけている」のがわかると、それだけでも自立心を感じます。

Bママ
Bママ

私のところは、小学2年生の時に、夏休みの宿題のプリントを紛失した時がありました。
まだその宿題をしていない友達にプリントを貸してもらって、コピー用紙に書き写してました。

私は後から知ったので、「プリントを紛失するなんて親の責任」だと自分を責めました。

それでも夏休み明け、先生は怒らずに工夫したことを褒めてくれたんです。

他の子と少々違くても、自分で考えて行動できることに逞しさも感じました。

共働きママが教えてくれました!子供が夏休みになるとママが大変になることは何?対策はある?

共働きのママさんは、夏休みに大変になることはどんなことがあるのか、対策とともに聞いてみました。

その日のお弁当やお茶など、身の回りの用意

お弁当やお昼ご飯を準備してあげないといけないのは、忙しい朝はとても大変ですね。
私の子供は保育園でお弁当の日もあったので、大変なのはよくわかります。
でも、頑張っているのは自分だけじゃないんです。
子供も頑張っていると思えば、お昼ご飯くらい準備してあげないとって親としては思った時があります。

対策:
・前日の夕ご飯の残りを詰める
・一品は冷凍食品に頼る
・前日に下ごしらえを終わらせて朝に焼くだけなど一つの工程で終わるようにする
・作り置きや常備菜を用意しておく

一日の振り返り(宿題や勉強のサポート)

宿題の丸付けをしないといけないというママさんもいました。いつもの家事に加えてやることが増えるんですね・・・。
それでも子供も頑張っている姿に触発されて、「やってあげないと!」って奮起できるそうです。

対策:毎日の丸付けが大変なの時は、その日の宿題箇所をこなしているのを確認だけして、丸付けは2日〜3日ペースで確認する方法でも有効

だそうです。

宿題をきちんとやっていることを最大に褒めると、子供も継続して計画的に宿題をこなしてくれると教えてもらいました。

その他の家事がおろそかになる

料理の他にも掃除、洗濯、家の中でやらないといけないことが溜まっていきますね…
本当に1日があっという間に終わってしまいます。

対策:
・子供ができることはお手伝いしてもらう
・完璧に家事をこなすハードルを下げる
・パパにも家事や子供の宿題チェックを協力してもらう

家族みんなが自分でできることをして、家族の中で家事を分担できればママの負担も減りますよね!

子供にとって夏休みは一大イベント!親子で成長できる期間と捉えよう

夏休みに共働きはかわいそう?周りの声は気にしないで

夏休みも両親が働いていて子供がかわいそうという声もあります。
本当にそうなのでしょうか?

専業主婦家庭で、親と一緒に過ごす家庭もあります。
宿題もきちんと計画を立てたところで、親の期待通りに進められるとも限らないと思います。

専業主婦のママさんも、毎日子供と一緒に居て、
宿題を見てあげたり
家事をしたり
ご飯を作ったり
公園に行きたいといえば連れて行ったり

大変なことはありますよね。

ママが毎日どこかへ連れて行ってあげられるわけでもありません。

どんな家庭環境でも、夏休みの日数、宿題や課題の量は変わりませんよね。

丸々一ヶ月半、付きっ切りで対応しなければ終わらない宿題なんてものはないですよね。

働いているママさんも

「自分が仕事で毎日ついてあげられないから、他の家庭と比べて劣っているのかな」なんて感じる必要もないと思うんです。
それは頑張ってるお子さんに対しても、失礼というか申し訳ない気持ちになってくると思います。

子供自身が宿題だって、遊びだって頑張れる時間が「夏休み」だと思います。

そういう子供の成果を、親がフォローやアドバイスをしてあげられる。

そうして子供なりに満足感や達成感を味わえると、親もまた、充実感や成長を感じられる夏休みになるのでは無いかなと思いました。

子供の成長を感じて親も元気をもらおう!

共働きの夏休みは、親の負担も増えて疲れる事が多いのも分かりました。

でもこんな先輩ママさんがいました。

新幹線で祖父母の家に行かせて、その背中を見送った時少し心配で涙。
おばあちゃんと会えてた報告を受けてまた涙。

お盆に合流すると、宿題もちゃんとやってある事を誇らしげに語る。
新幹線で見た景色、売っていたアイスが美味しいなど自慢するように話す。

そんな親の知らない姿をみて、「うわぁー、成長してる!旅をさせて良かった!」
また、一気に疲れが取れて、元気が出たと語ってくれました。

そんな素敵な話を聞いた私は、
「子供から学んで、元気を貰えることは、親も成長できる時なんだな」って感じました!

まとめ

いかがでしたか?

親子ともに充実して、成長して…
楽しめる夏休みを迎えられそうでしょうか?

「女性が子供を産み、活躍できる社会へ」
一億総活躍社会と政治的な動きがあります。

でもそのシワ寄せがママに来ているような気もする私。

もう少し社会的にも柔軟な制度を設けてくれるとママとしては嬉しいのですが、一筋縄では行かなそうですね。

「夏休みなんてなくなればいいのに・・・」なんて思っているママさんもいます。

私たちは小学生時代に夏休みを楽しんでおいてです。
それは都合がよく、自分のことだけしか考えられていない考え方ですよね。

夏休みは何か特別な事をしなくても、子供にとっては夏休みという事自体が楽しみなイベントです。

私たちが楽しかった夏休みの事を思い出しながら、親子で楽しく、充実した夏休みを送って欲しいと思います。

 

 

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