仕事で大失敗して立ち直れないあなたに贈る言葉

「仕事で大失敗!うわぁーどうしよう!」
「怒られるかも?クビになるかも?」
仕事で失敗すると、不安で頭の中がいっぱいになりますよね。
そこで今回は、今、不安でいっぱいになっているあなたに元気になるための言葉を贈ります。
仕事で大失敗して立ち直れないあなたへ贈る言葉
仕事で失敗すると、どんな人でも落ち込みます。
そして立ち直れなくなるのは、あたりまえの感情なんです。
でも不安な気持ちや落ち込んだ気持ちを抱えたまま、仕事に行くのはつらいですよね。
私も数々の大失敗をしてきました。
大失敗の経験の先輩から、今、不安で押しつぶされそうになっているあなたに7つの言葉を贈ります。
「大丈夫なんだ」と思えるようになれば、いつの間にか不安な気持ちが消えて立ち直ることができますよ。
贈る言葉1:仕事で大失敗してクビになりそうなあなたへ
クビになりそうなあなたへ、この言葉を贈ります。
仕事で大失敗をしてしまうと、会社を辞めされるかもしれないという不安になってしまうことってありますね。
でも、大丈夫です。
そんなに簡単にあなたを辞めさせることはできないしくみに、法律でなっています。
労働契約法という法律の中に、使用者の解雇権について以下のような条文があります。
なんだか難しい言葉が並んでいますよね。
「世間一般的に見てこれは解雇されてもしょうがないよね」という正当な理由がなければ、経営者が解雇するといっても、認められないよってことです。
それに1度や2度のミスでクビにしていたら、人材はどんどんいなくなって、逆に会社も困ることになりますよね。
仕事のミスで会社をクビになることはほとんどないので、心配しなくても大丈夫ですよ。
贈る言葉2:仕事で大失敗して落ち込んでるあなたへ
落ち込んでるあなたにはこの言葉を贈ります。
失敗したら落ち込むのはあたりまえ。
みんな落ち込むんです。
そんなときは「失敗したからこそわかったことがある」と考えましょう。
失敗をしたから、「こういうときに失敗しやすい」とか、「こんなふうにすれば失敗しなくてすむ」とか、知識をえることができたのです。
これって、大きな財産ですよね。
失敗は、成功するための経験の1つです。
気持ちを切り替えて、次の成功につなげていきましょう。
贈る言葉3:仕事で大失敗して会社に行きたくないあなたへ
会社に行きたくないあなたには、この言葉を贈ります。
仕事で大失敗したあとは、会社に行くのってゆううつですよね。
でも、勇気を出して会社に行って素直に謝れば、意外となんとかなるものです。
元々はあなたが原因でミスをしたとしても、社員のミスは会社のミスということでもあります。
つまり、ミスはあなたの責任だけではないということです。
あなたが、ミスの処理方法を思いつかないとしても、上司なら処理ができることもあります。
まずは勇気を出して出社して、朝いちばんに素直に謝ってしまいましょう。
自分では大変なことになってしまったと思っていても、あっさり解決してしまうことって多いんですよ。
贈る言葉4:仕事で大失敗して責任をとれと言われたあなたへ
責任をとれと言われたあなたには、この言葉を贈ります。
責任を取れといわれたときは、まずは冷静になりましょう。
そして、「今、自分にできることって何だろう」と考えてみてください。
たとえば「ミスをする前に時間を戻してやり直してこい」といわれたとしても、不可能ですよね。
これは極端な例ですが、このような物理的なことだけではなくて、自分に「できること」と「できないこと」というのは必ずあります。
まずは落ち着いて、自分にできる最善策は何だろうと考えるようにしてみましょう。
自分にはどうにもできないことを解決するアイデアは、頑張っても思い浮かびません。
でも今の自分にできることに意識を向けると、必ずいい解決方法を思いつくことができます。
責任を取れといわれたときは、「自分にできることを精一杯やればいい」という言葉を思い出してみてくださいね。
贈る言葉5:仕事で大失敗して損害をあたえてしまったあなたへ
損害をあたえてしまったあなたには、この言葉を贈ります。
会社に損害を与えるようなミスをしてしまったとしても、日常に起こりうる範囲のミスは、弁償する必要がありません。
たとえば…
・レジを打ち間違えてお客様に正規の金額よりも少なくもらってしまった
・皿を洗っていて割ってしまった
・荷物を配送中に箱を落として、傷をつけてしまった
などです。
会社は従業員を雇うことで利益を得ているわけです。
従業員が働いて得た利益は会社のもの、従業員のミスで被った(こうむった)損害は従業員のもの、というのは不公平な話ですよね。
本人が賠償責任を負わなければいけないというケースは、非常に稀です。
ミスをした本人に賠償責任が発生してしまうケースはゼロではありませんが、全額賠償責任が発生することはありませんので、安心してくださいね。
贈る言葉6:仕事で大失敗して退職・転職したいあなたへ
仕事に失敗して、今の職場を辞めたくなっているあなたには、この言葉を贈ります。
嫌なことって逃げると追いかけてきて、立ち向かうと消えてしまうものなんですね。
だから、今の会社でやってしまったミスの後始末をせずに逃げてしまうと、新しい職場でも違う形で似たような場面に出会うことになります。
今の会社の仕事が自分に合わなくて、それがミスの原因になってしまったのだとしたら、転職をするのはありだと思います。
ただし、その場合は、自分がやってしまったミスの後始末をきちんと終えてからにしましょう。
でないと、新しい職場でも同じような失敗を繰り返すことになってしまいますよ。
それにミスをリカバリーした経験は、必ずあなたを強くしてくれます。
そのチャンスを逃すのは、とてももったいないですよ。
贈る言葉7:自分だけが大失敗すると思っているあなたへ
大失敗をするのは自分だけそんなふうに思っているあなたには、この言葉を贈ります。
ミスはしないほうがいいです。
でも、もしも大失敗をしてしまったとしても、自分だけがダメな人間で情けないみたいに、必要以上に自分を責めることはやめましょう。
あなたが知らないだけで、隣に座っている先輩だって、あなたが尊敬している上司だって大きな大失敗をやっているものなんです。
「失敗は成功のもと」ということわざがありますよね。
今までの多くの人の失敗をもとに、会社のルーティンが改善されたり、会社のルールが変わったりしてきたんです。
自分だけが失敗してしまうと考えてしまう場合は、あなたの失敗を他の人も生かす方法を考えてみてください。
そうすれば、あなたの失敗を他の誰かの役に立てることができますよ。
私がやってしまった大失敗の経験談
「気にするな!みんな大きな失敗を一度はやっている」
はい、私もやっています。
ここでは、私がやってしまった大失敗のエピソードをご紹介します。
あなたが私と同じような失敗をしないように、役立ててくださいね。
社内秘資料を外で紛失!
ある日、社外の貸会議室で打ち合わせをおこないました。
そこで上司から、書類の作成を頼まれ、大事な資料を手渡されました。
翌日資料を見ようとしたら…ない!
「あ、駅に置いてきたかも…」
探しましたが結局みつかりませんでした。
仕方なく上司にもう一度印刷してもらいました。
悪用されるような内容ではなかったと思いますが…
社内秘が外部に漏れて責任を追及されるのではないかと、毎日怖かったです。
ちなみにそれ以降は、社外で資料を手渡されることがなくなりました。
お金が5,000円足りない!
私がサービス業をしていたときの話です。
一日の終わりに売上集計でレジのお金を数えていると、お金が5,000円足りません。
どうやら、1万円札と5千円札を見間違えて処理をしまったようです。
テナントだったのでショッピングモールの責任者に呼び出され、大騒ぎになりました。
いろいろ確認をしてみましたが、結局間違えたお客さんを特定することができませんでした。
最終的には、ショッピングモール側と本社に始末書を提出して、会社に処理してもらいました。
処理が終わるまでの数日、めちゃめちゃ精神的につらかったです。
ちなみにそれ以降は、会社全体で、お札の確認を徹底するようになりました。
仕事で大失敗!自分を守るための5箇条
仕事で大失敗をしてしまうと、怒られるかも?クビになるかも?賠償責任が発生するかも?といろいろ不安になってしまいますよね。
そこで、仕事でミスをしてしまったときに自分を守るための5箇条をお教えします。
これを守ると、被害を最小限に抑えて、早くトラブルを解消することができますよ。
1.【大前提】ミスによるトラブルを最小限にするように行動する
ミスは隠そうとしたり、ごまかそうとするほど、問題が大きくなってしまいます。
やってしまったことは、なかったことにすることはできません。
まずは、ミスによるトラブルを最小限にできるように行動をするようにしましょう。
2.上司にすぐに報告して謝る
ミスが判明した時点ですぐに行動することが大切です。
自分の失敗を上司に報告するのは怖いことです。
ですが、まずはすぐに上司に報告して、ミスをしてしまったことをお詫びするようにしましょう。
自分ではどうしたらいいかわからないことも、上司が適切なミスの処理方法を考えてくれます。
一緒にミスの処理をしてくれる味方を作っておくために、すぐに上司に報告しましょう。
3.ミスを大きくしない謝り方の方のコツ
どんな内容のミスであったとしても、謝るときは絶対に言い訳をしないことが大切です。
上司への報告の仕方で注意することをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
(1)言い訳をしない
素直にミスを認めて謝った方が、上司が親身に助けてくれますよ
(2)結論から先に話す
例:自分のミスで取引先の〇〇様が怒ってしまい、〇〇をするようにいわれているなど
(3)経過を簡潔に報告する
例:いつ、どんなミスをして、現状はどうなっているのかなど
(4)失敗した内容を正確に把握してから謝る
ミスによって起こっている現状を悪化させないように、ミスをした内容と今起こっている状態を正確に把握しておきましょう
4.可能な限り早く対応策を取る
ミスは、時間が経過してしまうと話がこじれて、状況が悪化します。
上司に報告し相談したら、可能な限り早く対応策を取りましょう。
5.仕事の失敗は責任転嫁しない
間接的な何らかの原因が自分のミスにつながってしまったとしても、責任転嫁しないことが最終的には自分のためになります。
特に自分ひとりでは処理しきれないミスの場合は、絶対に責任転嫁をしてはいけません。
責任転嫁された側の協力が必要なことがありますからね。
まとめ
仕事で大失敗をしてしまうことは、誰でもあります。
大切なことは失敗をしてしまったあと、どうするかです。
ミスは、隠そうとすればするほど、問題を悪化させてしまいます。
自分がやってしまったことにしっかり向き合い、責任を取るということを決意すれば、状況は自分の想像よりも簡単に解決できることが多いです。
ミスから逃げない!
これが、自分を守る最善の方法だということを覚えておいてくださいね。