仕事が遅い部下を成長させるためのアドバイス

「なんでこんなに時間がかかるの?」
すぐに出来るだろうと思って仕事をお願いしたのに、あまりにも遅い仕上がりに頭を抱える日々。

部下をもっている人なら、一度は感じたことがあるはずです。

前回は、私の恥ずかしい思い出から、仕事が遅いと悩んでいる人へのアドバイスを記事にしました。

今回は、仕事が遅い部下をもった方へのアドバイスをお伝えします。

関連記事:
仕事が遅いと言われる原因と私からのアドバイス

仕事が遅い部下の特徴(性格や傾向)

仕事が遅い部下には様々な特徴があります。

ですが、さぼっているなどの仕事以前の問題を除くと、大きく分けて二つだけです。

・悩んでて仕事が遅い
・余計なことをしていて仕事が遅い

簡単に説明しますね。

悩んでて仕事が遅い:慎重で心配性

仕事が遅い部下でよくあるのが、慎重で心配性な人です。
常に「自分がやってる作業はこれで大丈夫か」と心配になってしまうのです。

そのため一つの仕事に時間がかかります。
次の仕事に取り掛かる前に、手順などを頭の中で何度も何度も構想して、なかなか始められません。

作業が完了しても

・失敗していたらどうしよう
・間違っていたらどうしよう
・思ってもいない質問をされたらどう答えよう

なんて悩んでいる時間が多いのです。

余計なことをしていて仕事が遅い:こだわりが強い

慎重で心配性というのは、ネガティブな特徴でした。
逆に仕事が遅い部下には、こだわりが強いというポジティブな特徴があります。

こだわりが強すぎて、余計な作業をしてしまうのです。

それが後々、仕事のスピードを上げることにつながるなら、許容範囲かもしれません。
ですが、仕事が遅いと問題になっている部下で、そこまで考えている人は少数です。

さらにアドバイスをすると、頑張っていることを否定された気持ちになってしまい、やる気をなくします。
少し扱いにくい人材ですね。

上司や先輩の指導が適切でない場合も…育てることが大切

部下や後輩が仕事が遅いのは、当人だけの責任ではありません。
上司や先輩の、作業を依頼する側にも問題があります。

適切に指導ができていないケースですね。

大きな企業では、「マネジメント研修」なるものに強制参加させられます。
その中に「仕事が遅い人に対しての上司の指導法とは」という項目があります。

今回は、その内容を凝縮して簡単にお伝えしますね。

その1:自分(上司)の問題として人材を育てる

優秀なリーダーとは、部下の仕事や作業に責任を持っている人です。
困っていたり悩んでいれば、手を差し伸べて指導をしたりアドバイスします。

その人のターニングポイントに気がつけば指摘します。

“部下のスキルアップやキャリアアップは、いずれ会社に大きな利益をもたらす”

その事を信じ、先のことまで見据えているから出来るのです。

それは部下のためでなく、自分の育成に対するキャリアアップにも繋がります。

反対に

「部下が仕事を覚えないのは部下のせい」
「部下の分まで仕事をしている」

と人材を育てることを怠(おこた)ると、社歴だけを積んだ、能力が比例してこない人材になっていきます。

いかなる時も冷静に、仕事のノウハウや作業の仕方を言語化して教えていく。

「この人には何を教えても無理」と見放さずに育てられるかが、上司としての力を試されている時でもありますね。

その2:部下の仕事を確認する(仕事が遅い自覚あり編)

部下に仕事をふったら、あとは完成まで放置。
それでは、上司とはいえません。

適宜、部下の仕事を確認する必要があるのです。

・スケジュール表を書いてもらう
・実績を書いてもらう
・日報を書いてもらう

などを義務化して、

・何に重きを置いて仕事しているのか
・時間のかかっていることは何か
・何がネックになっているか

を調査して把握します。

直接、ヒアリングして行く中で、責める姿勢で話すのはよくありません。
「一緒に解決策を見つけて成長しよう」という同じ目線の気持ちで伝えるのです。

その方が部下も打ち明けやすいのです。

本音を聞き出せると、客観的に状況を見ることができます。
そうすると、問題解決策の糸口が見つけやすくなるのです。

その3:基礎から教え込む(仕事が遅い自覚なし編)

仕事が遅いことに気がつかない部下は、仕事の取り組み姿勢や心がけが不足しています。

さぼり癖があるとかやる気がないなどではないのです。
会社の持っている理念や部署の働きといった基本的なことが欠けているんです。

こういう部下の場合は「そんなの知っているけど?」という部分から指導です。

例えば、

「我々の営業部は会社で一番利益を出している部署。他社に取られてはいけないからスピード勝負」

など、部署の掲げる目的を教えて、再認識させます。

それでもあまり変わらなければ、目標設定をします。

「私たちの部署は社員全員の給与を計算して期日までに振り込みしなければならない。そのためには逆算して○○人分の計算を1日で終わらせなければいけない」

といった具体的な基準や納期を教え込みます。

仕事が遅いという無自覚は、新人の頃からの教育がなっていない場合が多いのです。
そのため、新人と話すような初歩的なことから教えていくのが得策なんです。

また、常に基準をクリアしているか、納期を守れるスピード感なのか、進捗報告をしてもらうようにすると、仕事に対する心構えが変わっていきます。

その4:「どうしてできないの?」はご法度

「どうしてできないの?」
「仕事が遅いんだから人の倍時間をかけろ!」

仕事が遅い部下に、そんなことを問い詰めても意味がありません。

「どうしてできないの」は、原因がわかっている部下なら上司に言われなくても解決できますね。
ただ、聞かれた方が焦ってしまうだけです。

「人の倍時間をかけろ!」は、本当に時間をかければ良いというものではないですよね。

残業をさせたり、休日出勤を強要したところでその人の賃金を増やすだけです。
会社の利益が上がりませんね。

仕事の遅い部下へは、モチベーションが下がらないようにしてあげることが大事です。

冷静に「一緒にこの仕事をしたいから、改善できる道を探そう」ということを伝えるのです。
できない原因を考えるのは上司の役目です。

挫けそうになって「こんなにフォローしてあげてるのに・・・自分は悪くない、部下が悪い」と感じないことが大事です。
「この人は私が1人前にするんだ」という粘り強い意志が大切ですね。

その5:効率化することだけを教えると仕事の質が下がる

効率化は「仕事の無駄をなくす」ことが目的です。

しかし部下に、ただ単に効率化を指示したのでは、「仕事を省くこと」と勘違いされます。
仕事の質を落としてしまうのです。

これでは仕事のスピードが上がっても、意味がありませんね。

例えば、書類の見直しに時間の掛かる部下が居たとします。
それをただ単に「欠点だな」と思わないことです。

その際に、見直しに慎重を重ねて真剣な姿そのものは評価する。
その上で「見直しに必要なプロセスを確認しよう」
と長所を壊さずに、アドバイスをすることが大切です。

全否定せずにアドバイスすることが能力を伸ばす秘訣なのです。

まとめ

いかがでしたか?
仕事が遅い部下を、スピードアップさせる方法についてお伝えしました。

部下は故意に、仕事を遅らせているわけではありません。
ぜひイライラしないで、優秀な部下になるように導いてあげてくださいね。

 

 

 

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