部下が仕事をサボる理由と働かせるコツ

「部下に仕事を頼んでもなかなかやってもらえない」
「暇さえあれば仕事をサボってる」
「上司の方が楽(らく)していると思われている(…らしい)」

そんな悩みを持っている上司の人、多いですね。

こんにちは。
毎日のように、部下にサボられていた山下智子です。

私も部下を持っていたときは、ほんと悩みました。

詳しい状況は後程紹介しますが、私がサボっている部下に

「仕事しようよ」

って、ちょっと注意したら、
【画像】↓【画像】↓
「大変な仕事は全部、部下に任せて山下さんは絶対やらないですよね」

とか言われたこともあります。

そのとき私は、

「確かにね、あなたたちとまったく同じ仕事はしてないよ。
でも、あなたたちには見えない仕事がいっぱいあるの!
それに、あなたたちがやれない仕事を私はめちゃめちゃ抱えてるのよ!」

と思いました。

でも今思うと、これが部下に仕事をサボらせてしまう原因の1つでした。
上司と部下は、お互いに仕事の内容が見えていないっていうことをもっと意識するべきですね。

部下が仕事をサボるのは、私のようなケースもあれば、ただ単に仕事をサボりたいだけというケースもあります。
どちらにしろ、サボられたら仕事になりませんし、他の部下への影響も大きいです。

そこで、部下に仕事をサボられた経験のあるトモが(自慢になることではないですが)仕事をサボらせないための対策についてご紹介します。

部下が仕事をサボる理由

【画像】部下が仕事をさぼる理由はないいでしょうか?

部下に仕事をサボらせないために、まずは部下が仕事をサボりたくなる理由を考えてみます。

ただ単に仕事が面倒だとか楽をしたいという人もいるかもしれませんが、ほとんど場合やる気がなくなってしまったというのが理由です。

ではなぜやる気がなくなってしまうのか、考えてみましょう。

サボる理由1:仕事がおもしろくない

「仕事がおもしろくない」
「やりがいを感じない」
そんな理由から、仕事をサボるようになる部下もいますね。

仕事がおもしろくないと感じる理由もいろいろ考えられます。

例えばこんな理由

  • 自分がやりたいと思っていた仕事をやらせてもらえない
  • 最初の情熱が冷めた
  • 働くのはお金のため。もともと仕事はしたくない。

部下が楽しく仕事をしてくれるのが一番ですが、仕事の内容や本人のスキルなどでなかなか希望の仕事を任せられないこともありますね。
仕事がおもしろくないからサボるというタイプの部下の場合は、まず仕事に興味を持ってもらうということが必要になります。

サボる理由2:会社でいじめにあっている

会社の中にいじめがあるとは思いたくないです。

ですが次のようなことで、いじめてしまうこともあります。

例えばこんな理由

  • 後輩の仕事ぶりや性格が気に入らない
  • 自分より責任ある仕事を任されている

その結果、いじめられた方はやる気をなくしてしまい、仕事をサボってしまうんですね。
そればかりか最悪の場合、出社しなくなってしまうかもしれません。

会社内のすべての人間関係を、上司がすべて把握するのは難しいです。
しかし部下がいじめなどの悩みを抱えていないかは把握しておく必要がありますね。

このようなケースの場合、対応を間違えてしまうとさらに部下の立場が悪くなってしまいます。
慎重に対応する必要がありますね。

サボる理由3:会社に不満がある

会社に対して何らかの不満がある場合もやる気の低下につながり、結果として仕事をサボる原因になります。

給料が安いとか、自分が会社や上司から評価されていないということも不満の1つになりますね。

私の場合、会社に対しての不満ではなくて、私に対して不満を持たせてしまったために仕事をサボられてしまいました。
記事の冒頭でご紹介した
「大変な仕事は全部、部下に任せて山下さんは絶対やらないですよね」
っていう言葉です。
これはまさしく、私に対して不満があるからこそ出た言葉ですよね。

私としては、部下にどんどん仕事を任せようと思っていました。
ですが私の上の上司からやらせるなと指示が出てしまったんです。
その事実をそのまま部下には伝えられなかったので、黙って仕事を先回りして部下にやらせないという行動を取ってしまったんです。

その結果、自分たちは信頼されてないと思われてしまったんですね。
そして私への不満をさらに増幅させ、モチベーションを低下させてしまったんです。

素直に
「○○部長からやらせるなと言われてるんだよね」
って言えばよかったのか…
今でも時々思い出して、悩んでいます。

中間管理職は難しいですね。

仕事をサボらせないための対策~仕事のやり方~

【画像】部下が仕事をサボるどうしたらいい?

前の項目で、部下が仕事をサボる原因はやる気の低下だと書きました。
そのため、やる気を出させれば、サボらないで仕事をしてくれるはずです。

そう思って私がやったことは次の2つでした。

仕事をサボらせないための対策

(1)普段の仕事のやり方を工夫させる

(2)会社のしくみや仕事をサボるということはどういうことなのかを理解させる

最初は内心「うるさいな」と思われていたと思います。
ですがしつこく繰り返していたら、だんだんと『やることが普通』になってきて、サボることが少なくなってきました。
一度試してみる価値がありますよ。

まずは『(1)普段の仕事のやり方を工夫させる』から、詳しく紹介しますね。

コミュニケーション(面談をする)を取る

私の最大の失敗の原因はコミュニケーション不足です。
毎日、自分の仕事に追われていて頭の中がいっぱいいっぱいで、部下とコミュニケーションを取るということを怠ってしまったんです。

その結果、部下の私への不満が増幅して、「ひとりで勝手にやってれば」みたいな気持ちにさせてしまうことになりました。

私の上司からは「部下としっかりコミュニケーションを取るように」とか、「話を聞くように」とか「困っていることはないか上司から声をかけるように」ということは常にいわれていたのですが、結果として私はこれを怠っていたんですね。

部下が仕事をサボるときは、正当であるか、間違いであるかは別として、本人の中には正当な理由がある場合があります。
また、会社の中にいじめがあったり、本人がどんな仕事をしたいと思っているのか、会社や仕事に対してや、上司に対してどんな不満を持っているかということを知るためには「部下と話をする」ことが大切なんですね。

【画像】忙しくても部下と話をしよう

普段の勤務時間にゆっくり話をするのは難しいので、定期的に面談の時間を確保してゆっくり話をするようにして、部下とコミュニケーションを取ることを意識してみてください。

注意をする

部下が仕事をサボっていることが発覚した場合、一番簡単にできる対処方法は次のことです。

一番簡単な対処法

「注意をする」

【画像】部下がサボっていたらすぐに注意する

仕事をサボっていても注意されなければ

「それでいいんだ」

と思ってしまいます。
そしてサボることの後ろめたさが消えていき、堂々とサボるようになります。

【画像】注意しないと堂々とサボるようになる

まずは、サボっているという事実が確認できたら、本人にしっかり注意をするようにしてください。

部下の仕事の状況把握する

誰がどんな仕事をしていて、どこまで進んでいるかがわからないことがサボる原因になることがあります。

お願いされた期日や納期まで少し時間があると感じた時、少しぐらいサボっても間に合うと思ってしまうんですね。
また上司側から「どれくらいでできる?」と質問した場合、サボり癖のある人は少し多めの期間を答えることもあります。

そのようなことがないように、上司は部下の仕事状況を常に把握しておく必要があるんです。
その方法について、簡単に説明しますね。

タスクで管理をする

まずは始める前に、仕事の内容をタスクにして部下と上司とで共有します。

次のようなことを決める

  • 「どんな手順なのか」
  • 「各手順にどれくらいの時間が必要なのか」

手順を細かく分けることで、仕事を終わらせるまでに必要な時間が正確に把握できるようになります。
各タスクで思ってたより早く終わった、または時間がかかっていたという場合は、原因を考えて次回に活かすことができます。

時間に余裕があるとしても、次回からもっと短い時間でタスクを作ることになるので、サボる暇がなくなりますよ。

時間を決めて進捗状況を報告させる

タスクを作ったら、次は部下に仕事の進捗を報告してもらいます。
報告できるときにいつでもいいというスタンスにしてしまうと、いつの間にか報告する習慣がなくなってしまうことがあります。
仕事の終了30分前とか、朝出社したときなど、毎日決まった時間にできれば一番いいですね。
それが難しい場合は『毎週○曜日の○時から進捗会議』などと時間を決めて、定期的に進捗状況を報告させるようにしてみてくださいね。

常に仕事に対して監視されているという緊張感があれば、簡単にサボることができなくなります。
また部下としては、「報告する内容がないと思われたくない」という気持ちになって、少しでも仕事を進めようという心理になります。

でもなかには、
「できれば部下の自主性に任せたい」
「監視したくない」
「正直メンドクサイ」
という人も多いと思います。

ですがそれは、上司としての仕事を放棄しているのと同じことなんです。
言い換えると、あなたは
上司としての仕事をサボっている
ということです。

そして、それが原因で部下もサボっているんです。

上司として責任をはたすためにも、しっかりと部下の行動を把握するようにしてくださいね。

上の上司の報告する

部下との関係が近い場合、逆切れされて注意や指示が聞いてもらえないことがあります。
このような状況になってしまうと、お互いに感情的になり、問題が解決されないことがあります。

そうなると、自分の力ではどうにもならないですね。
そんなときは人事権のある上司に報告し、さらに上の上司から指導をしてもらってください。

部下は社内でかなり上の地位の上司から指導を受ける事態になれば、さすがにまずいと思うはずです。
それでも態度が変わらない場合は、人事的な対応を会社にしてもらうしかないですね。

どちらにしても放置していては、改善されません。
自分の注意や指示では効果がないというときは、試してみてくださいね。

仕事をサボらせないための対策~社会や会社のしくみを教える~

仕事をサボらせないための対策として、部下に会社の簡単な経営のしくみを教えてみてください。
会社に勤めていたとしても、次のようなことを考えて仕事をしている人は少ないですよね。

これを意識している部下は少ない

  • 会社の利益はどのようにして出るものなのか
  • 会社の利益が出ないということはどういうことなのか

なぜ意識しないのか?
それは従業員の立場で仕事をしているなら、経営上の責任はないからです。

責任のない従業員に対して、会社の売り上げや利益の話をしても説教くさく感じます。
「うるさいな。自分には関係ないし」
と思う人がほとんどです。

でも会社の利益が自分のお給料に直結しているということが理解できたらどうでしょうか。
そして、サボったらサボった分だけ自分が不利になると思わせることができれば、考え方を変えてくれるのではないでしょうか。

さらに、頑張れば頑張った分だけ自分に返ってくると思えるようになれば、さらに効果が期待できますね。

部下に会社の経営のしくみを教えよう

部下に会社の経営のしくみを教えようということを推奨していますが、難しい話をしても反発されてしまいます。
ですが自分が雇用されていること、お給料をもらっているということ、お給料は会社の利益から出ているということを理解してもらうことは必要です。

会社に出勤しているだけでも、会社は社員に対してお金を使っているわけです。
仕事をせずにお給料をもらうということは、物は盗んでいなくても泥棒と同じなんです。
泥棒にお給料を払いたいと思う人はいませんよね。

仕事をサボるということは、どういうことかという根本的なことを教えてあげてください。

雇用と報酬

雇用と報酬の関係を一番わかりやすく伝える方法は、「雇用契約書」を使う方法です。
雇用契約書には、勤務条件などが書かれています。

会社と従業員は雇用と報酬で契約が結ばれていて、労働力を提供する代わりに報酬を得ているということがわかれば、逆もあるということを説明することができます。

仕事をサボっている人

会社からお給料を支払わないといわれたとしても、文句が言えない!

実際には出勤した従業員のお給料をゼロにすることは難しいです。
ですが、仕事サボる=仕事をしていないということは、労働力を提供していないということ。
「労働力を提供していないのであれば、会社は報酬つまりお給料を支払う義務がなくなる」ってことだよということを教えてみてくださいね。

ちなみに、雇用契約書については、こちらで紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
パートで採用されたのに雇用契約書がもらえないのは違法か?

サボる人がいると別な人にしわ寄せがいくことを教える

サボる人がいると、別な人にしわ寄せがいく。

普通に考えればわかることです。
でもサボっている人は、この考え方ができていないんですね。
周りの人がフォローをしていて、本人は今の状況を理解していない可能性もあります。
だから、そのことを部下に実感できる形で伝えて気づかせてあげてください。

例えば…

「仮に明日から自分以外の人が誰も仕事をしなくなって、その仕事を全部ひとりでやらなければいけなくなったらどうなる?」

こんな話をして、その状況を想像させるのもいいですね。

時々、
「じゃあ、私も仕事を辞めます」
という人もいますが…そのまま辞めてもらった方がいいかもしれませんね…

休憩と仕事をサボることは別なことを教える

「サボルな!」
と注意すると、
「休憩しているんです!」
と答える部下がたまにいます。

こんな部下には、休憩と、仕事をサボるということはまったく別なことだということを教えてあげる必要がありますね。
休憩は、法律で決められた「仕事をしてはいけない時間」です。
この時間は給料が支払われません。

でもサボるということは、仕事もしていないのに、給料が発生するということですよね。
極端な話ですが、そんなにサボりたいなら、仕事を休むとか辞めるとかすれば金銭的に会社に負担をかけることはないわけです。

上でも書きましたが、仕事をサボるというのは、経営者から見ると給料を盗んでいるのと同じです。

『会社からいい評価をしてもらえるわけがない』ということを教えてあげてみてください。

雇用されているということは守られていることを教える

「働いているんだからお給料をもらって当たり前」
そう思っている人がほとんどですね。

もちろん、それは間違ってはいません。
ですが会社に勤めてお給料をもらう生活は、実は会社に守られているということに気づいていないんですね。

会社の仕事って、どこからともなくやってくるものではないんですね。
会社の誰かが探してくるんです。
それを自分に割り振ってもらっているんですね。

そのおかげで、自分で探さなくても仕事を手に入れることができるんです。
そして、その仕事をすれば確実にお給料をもらうこともできるんです。

社会保険だって会社が負担をしてくれていることを知らない人もいると思います。
面倒な税金の手続きや計算も全部会社がやってくれているということも、実感がないと思うんです。

会社を辞めたら、収入を得るためには自力で仕事を見つけて収入につなげなければいけません。
面倒な税金の手続きも自分でやらなければいけなくなります。
保険も自分で国民健康保険に加入する必要があります。

知っている人にとっては当たり前のことでも、仕事をサボる人はこういったこともよくわかっていないと思うんですね。
会社に雇用されているということは、実はそれだけで会社に守られているんだということを教えてあげてくださいね。

まとめ

いかがでしたか。
私の失敗談も含め、仕事をサボる部下に対してどんな対応ができるかについてご紹介してきました。

サボる人は楽をして、真面目に一生懸命やっている周りの人がしわ寄せで仕事に苦労しているとしたら?
そんな状況では、部署や会社全体のモチベーション低下にもつながることがあります。
上司としてなんらかの対策を取る必要がありますね。

私自身も体験しましたが、いわゆる中間管理職という立場は上からも下からもいろいろ言われることが多いですね。
本当に、大変です。
ですがが、現状に目をつむってしまいますとさらに状況が悪化します。

今回ご紹介した内容を参考に、仕事をサボらせない対策をしてみてくださいね。

 

 

 

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