仕事を楽しむ工夫について紹介します

「仕事つらいな。楽しい仕事ってないのかな?」と思うことってありますよね。
「楽しくできる仕事」というのは、特定の職種のことを指しているのではなくて、自分が楽しんでできたり、やりがいを持ってできる仕事のことです。
「楽しい」と感じられることは人によって違います。
そこでこの記事では、あなたが仕事をしているとき「楽しい」と感じるためにはどうすればいいのか、何ができるのかについてご紹介します。
「楽しい仕事」何かないかな?と思っている人は参考にしてみてくださいね。
自分にとって楽しい仕事とは
あなたに質問です。
もし、自分が理想としている職種、職場、人間関係でやりたい仕事ができるとしたら?
理想の上司、理想の同僚、理想の部下に囲まれて仕事ができるとしたらどんな気持ちで仕事をしていると思いますか?
自分の理想どおりに仕事ができたらきっと楽しいだろうなぁと思いますよね。
つまり、あなたのとって楽しい仕事とは、「こんなふうに仕事がしたいな~」とか「こんな仕事の仕方ができたらいいな~」という理想の状態で働けることだと思うんです。
仕事が楽しいと思うためには、どんなふうに仕事ができたら自分は楽しめるのかということをまずは自分なりに想像してみてください。
好きなことを仕事にすると楽しめるのか
あなたは自分の好きなことを仕事にするときっと楽しいと思う派ですか?
それとも好きなことは仕事にしないほうがいいと思う派ですか?
実はこの答えは、どちらかに正解があるわけではないんです。
楽しめると思える人は楽しく仕事をすることができます。
好きなことを仕事にしてしまうと苦しくなると思っている人は、楽しむことはできません。
どういう意味なのかについてもう少し詳しくご紹介していきますね。
好きなことを仕事にして楽しめる人
好きなことを仕事にして楽しめる人は、純粋に好きなことをしている時間を楽しめる人です。
趣味としてやっていようが、仕事としてやっていようが自分が今、好きなことをやれていて幸せだなと素直に思える人は、好きなことを仕事にしていても楽しむことができます。
言い方を変えると、好きなことを仕事にしていても「やらされている」のではなく、「自分がやりたいからやっている」という気持ちが持てる人ということです。
自分の決断に自分で責任が持てる人と言い換えることもできます。
自分の行動を自分で責任を持って決断している人は、どんな状況になったとしても誰かのせいにすることはありません。
人が不満を抱くときは、誰かに「やらされている」と思うときです。
本当はやりたくないのに「やれ」といわれたからしかたなくやるという気持ちがあると、何か嫌なことがあったときに人のせいにしたくなってしまうんですね。
でも、自分で決断したという意識がある人は、どんな状況になっても人のせいにすることはないんです。
だからたとえうまくいかないことがあったとしても、解決の方法を自分で考えようとします。
うまくいかない状態は誰かのせいではないので不満に思うこともありません。
好きなことをやっていることを純粋に幸せだと思える人、自分の行動は自分で決断する人は、好きなことを仕事にしても楽しく仕事をすることができます。
好きなことを仕事にすると苦しくなる人
では、好きなことを仕事にしてしまうと苦しくなる人はどんな人なのでしょうか?
好きなことを仕事にしてしまうと苦しくなってしまう人は、思い入れが強い人、こだわりの強い人です。
自分で起業をして仕事をしている人の場合は別ですが、ほとんどの人が会社に雇われるという形で仕事をしていますね。
雇われて仕事をしている以上、雇用主のやり方に従わなければなりません。
なぜなら、労働力を提供する代わりに対価として報酬をもらうという雇用契約を結んで仕事をしているからです。
普通、自分の好きなことに関しては、自分なりのこだわりがありますよね。
でも、人に雇われて仕事をしていると、自分のこだわりを貫き通すことが難しいです。
ときには、納得ができないことも指示があればやらなくてはいけないことも出てきます。
好きなことでなければ、仕事は仕事と割り切ることもできますが、好きなことだからこそ納得がいかないままやらなければいけないことが続いてしまうと、苦しくなってきます。
たとえ好きなことをしていたとしても、仕事のときは会社の指示に従わなくてはいけないと納得できる人はいいのですが、そうではない人の場合は好きなことを仕事にすることは避けたほうがいいですよ。
好きなことを仕事にした私の失敗談
私が子育てが一段落して仕事を始めたのは、「パソコンを人に教えるのって楽しいな」と思ったのがきっかけでした。
「パソコンってすごいな。パソコン1台でこんなことができるんだ。」と思ったので、覚えたことをすぐに試していて、幼稚園の園長先生に用事があるときに音をつけてメールをしたり、動く画像を入れてメールをしていました。
■パソコンの先生を依頼された
そうしたら、幼稚園のママたちが楽しめるサークルでパソコンを教えてくれませんか?と依頼されたんです。
そして幼稚園のママたちにパソコンを教えているうちに、パソコンを人に教えるって楽しいと思うようになったんです。
でも、人に教えるには知識がなさすぎることに気が付いてパソコン教室に通うことにしたんですね。
■運よくパソコン教室のインストラクターに
そしてたまたまタイミングよく自分が通っていたパソコン教室でインストラクターを募集していたんです。
やりたかったことが仕事にできたので、うれしくて、楽しくて仕事がつらいなんて思ったことはまったくありませんでした。
■理想と現実
でも、仕事としてやり始めると「売り上げ」を意識しなくてはいけません。
パソコン教室は、教室に来てくれる生徒さんに楽しくパソコンを教えているだけではダメなんです。
教室を閉校させないために、安定した経営ができる教室にしなければいけません。
そのためには自分が納得できないこともやらなければいけなかったんです。
教えるのは楽しい。
でもそれ以外の少しつらいこともやらないといけない。
仕事って、楽しいだけじゃないって、本当にそう思いました。
仕事ってつらいものなの?
好きなことを仕事にして仕事がつらくなってしまった私の体験談をお話しましたが、同じ仕事をしていても楽しいと思えるときと、つらいと感じるときがあります。
仕事が楽しいと思えるときは、仕事に対して情熱を感じていたり、やりがいを感じていたり、自分のやったことが正当に評価されたり、周りから感謝をされるといったときです。
反対に仕事がつらいと感じるときは、自分がやりたくないことや納得できないことをやらなければいけなかったり、自分が必死に努力したことが評価されなかったりしたときです。
仕事そのものがつらいのではありません。
やりたくないと感じるものがあると、仕事がつらいものになってしまうということです。
こういうときは、仕事はお金のためとドライに割り切ってしまうことがときには必要です。
つらいという気持ちをやわらげることができますよ。
自分の得意なこと・興味のあることを知ろう
思い入れが強い人は自分の好きなことを仕事にしてしまうとつらくなります。
でも、自分が得意ではないことを仕事にしてしまうと、楽しく仕事をするのは難しくなってしまうんですね。
たとえば、人と話をするのが苦手な人が接客業を選んでしまったら、職場に行くこと自体がつらいものになってしまいます。
好きなことと、得意なこと・興味のあることというのは厳密にいうと違うものなんですね。
たとえば、私はパソコンの作業は嫌ではないので、何時間パソコンを向き合っていても嫌になることはありません。
でもパソコンが苦手な人は、接客している間は楽しいけれど、パソコンの作業の時間だけ憂鬱…そんなケースもあるでしょう。
この場合、職場が嫌いなわけではなくてパソコンの作業が嫌いなだけです。
逆の見方をすれば、お客様を接客だけなら、楽しく仕事をすることができるということですね。
もし楽しく仕事をしたいなら、そういった職場を探すべきです。
自分が苦手なことを仕事にしてしまうと、仕事が楽しくなくなってしまいます。
楽しい仕事がしたいと思う人は、自分の得意なこと・興味のあることを知って、それを生かせる仕事を探してみてください。
今やっている仕事を楽しむ方法
仕事が楽しくないなら、転職して新しい仕事を探すのも一つの方法です、
ですが簡単に転職できないという人が多いと思います。
そんなときは、自分の得意なことを生かせる部門に移動ができないか上司の相談してみてください。
他にも、職場を変えずに楽しく仕事をする方法があります。
たとえば、自分の中だけでその日1日の目標を作ってみてください。
目標が達成できると達成感を感じることができるので、満足感や達成感を得ることができます。
次第に仕事が楽しく感じられるようになりますよ。
まとめ
この記事の最初で「楽しい仕事」「楽しい職種」があるわけではないというお話をしました。
「楽しい」というのは仕事の種類ではなく自分の感情だからです。
つまり、どんな職場を選んだとしても、どんな仕事をしていたとしても、自分が楽しいと思えばそれが楽しい仕事になるということです。
つまり、仕事が楽しくないと決めているのは自分なんですね。
楽しい仕事ってないのかなと思っている人は、自分の心な中をじっくりと覗いてみてくださいね。